ufu(ウフ)スイーツがないと始まらない。
知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう

知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう

知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう

神奈川県 鎌倉市は歴史的物語と自然に囲まれ、休日には多くの観光客でにぎわいます。サザンオールスターズやYUI、Suchmos、湘南乃風などなど。音楽が好きな人にとって、鎌倉と逗子をつなぐ134号線は最高のドライブコースですよね。

そんな134号線の裏通り。材木座の地に、夫婦2人で営む小さなフランス郷土料理店「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」はあります。

2年前にオープンしてからゆっくりとその地に根を生やし、「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」は地元の人たちの憩いの場に。そしていつの間にか、美味しいお菓子が食べられるお店として遠くからの来店者が訪れる人気店となりました。

来客者のお目当ては、焼き菓子とパルフェ。

今回は地域に愛され、慎ましくもすくすく伸びる桜の木のようなお店「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」と美味しいお菓子について、磯部夫妻を取材しました。

まるで絵本の中のお店「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」。みんなのリクエストから生まれる素朴なお菓子が地域の人をつなげる

知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう

店内に入ると、まず目に入るのは美味しそうな焼き菓子が並んだショーケース。そしてバターの香りが漂います。かごの中には、動物型のクッキーやサブレ、マドレーヌがひとつひとつ小袋に入って積まれていて、なんだか童話に出てくるお菓子屋さんのようです。

元々、東京 丸の内にあるバケットが人気の名店「VIRON(ヴィロン)」で働いていたという磯部さん夫婦は二人のお店を出すために、鎌倉へ越してきたそう。

それから、さまざまな偶然によって現在の場所にお店兼住宅である「À côté zaimokuza」ができました。料理は磯部健太郎さん、パティスリーはパティシエの磯部優さんの名前が担当しています。

知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう
※2022年4月から「アコテ動物缶」のお値段の改正しました

フランス語で直訳すると“隣の材木座”を意味する店名通り「素朴で懐かしい菓子のパティスリー。そこにあってほしいお店」でありたいとスタートさせたお店は、いまでは地域の人にとって欠かせない存在に。そして、2人にとっても地域の人たちとの交流はなくてはならない存在だそう。

優さん「お店に並ぶ焼き菓子の種類は週おきくらいで変わります。ちょっぴり大変なんですけど、ご近所さんからリクエストをもらったり、自分たちの食べたいものを作ったり、季節に合わせた素材を取り入れたり。なんとなく変えたくなっちゃって。笑

ご近所のマダムや小さな子供たち、いろいろな人が来てくれます。だから、誰でも気軽に買えるように個包装も用意しています」

知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう

休日には、ご近所さんと趣味の釣りを楽しんだり家に遊びに行ったりと、お店とお客さんという関係を越えた交流は、2人の“みんなが食べたいもの、美味しいお菓子を作る”という考えに繋がり、お店全体を血の通った温かい空気でいっぱいにしています。

クッキー缶を開けると農場の動物たちがいっぱい!7匹みんな違った味の個性

知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう
「アコテ動物缶」2400円(税込み)

自分たちの“すき”でお店をいっぱいにしよう。そんな思いで包まれた店内は田舎に帰ってきたような安心感があります。特にクッキー缶はこどもの頃、誰もが食べた“あれ”がイメージの基になっているそう。

優さん「お菓子の『たべっ子どうぶつ』が大好きで私が小さいころによく食べていました。『À côté zaimokuza』をオープンして、“あれを作りたい!”と思ったのがきっかけでこのクッキー缶が誕生したんです。缶にプリントされている絵は主人が描いたものです。クッキーを詰めて初めて仕上がった瞬間、すごく満足したものになったと感じました」

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ふたを開けると、パズルのピースのようにぴったりと収まったクッキーは、ウシ、リス、ハリネズミ、ウサギ、ネコ、ブタ、ニワトリと全部で7種類。2人のインスピレーションで選んだという動物たちは、なんだかヨーロッパの農場にいそうな動物たちです。

また、動物によって味も異なります。

ウシはミルク味でシンプルに、リスは後味の良いメープル、ハリネズミはプチプチとした胡麻クッキー、ウサギは特製スパイスがふわりと香り、ネコはショコラシナモン、ブタはスリランカのアールグレイを使って落ち着くアロマの香りが。ニワトリはココアナッツでサクッとした食感です。

知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう

「À côté zaimokuza」で使用する小麦粉は全てフランス「VIRON(ヴィロン)社」と同じ製粉場の100%フランス産小麦。香りと焼き上がりの表情が一般的なものと全く異なるそう。実際に、焼き上がりから時間が経っても、クッキー缶を開けた時に変わらず美味しい香りがします。なんだか動物クッキーたちも嬉しそう。

型取った動物と食べた時のイメージがぴったり合うクッキー。全てしっくりくる感覚はまるで「À côté zaimokuza」の雰囲気を詰めたようなクッキー缶です。

素朴な焼き菓子「ウィークエンドシトロン」。食べて満足、美味しいケーキは“男前サイズ”

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「ウィークエンドシトロン」 450円(税込み)

小さいころからお菓子作りが好きだったという優さんが作るのは、どれも親近感が湧くようなお菓子ばかり。「ウィークエンドシトロン」はずっと変わらずお得意のケーキなのだとか。

優さん「『ウィークエンドシトロン』の周りが酸っぱくてシャリシャリしているところが今も昔も大好きで。子供の時はどうやって作るのか知らなかったけれど、大人になって作り方を覚えてからは自分の定番として定着しています」

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アプリコットジャムを表面に塗って乾かしたら、レモン汁と砂糖でコーティング。高温のオーブンで1~2分焼くことで「ウィークエンドシトロン」のシャリシャリっとした食感ができるそう。食べた時にはレモンの酸味がスポンジのほどよい甘さとしっとりとした食感に馴染みます。

ケーキの背中はレモンの酸味に加えてクッキーのようにザクザクとした食感と芳ばしさが。まるで2つ目のお菓子を食べているみたい。なんだかお得な気分です。

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優さん「うちのケーキを買っていくお客さんにはよく“男前だね”って言われるんです。ムースとか作り込んだケーキもかわいいなって思うのですが、私が作るとこうなる。笑」

“食べて満足、美味しいケーキっていいですよね。僕、好きなんです”と笑うシェフ健太朗さん。見ていると心まで幸せでお腹いっぱいなりそうです。

わざわざ食べに来たくなる「パルフェ」。地元直送のフルーツと2人のアイディアが光る!

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「パルフェ シャロット フレーズ」 1,860円(税込み)

遠方から足を運ぶ人が揃って注文するのが「À côté zaimokuza」特製のパルフェ。

季節によって旬のフルーツを使用したパルフェは毎回、フランス菓子の要素を取り入れているそう。

健太郎さん「パルフェのコンセプトが“ケーキでもなく、料理でもない”というものなんです。2人で試行錯誤して、その場で出来上がるモノが季節のパルフェになります。だから、完成するまでどんな姿のパルフェになるか僕らも分からない。それが楽しかったりします。

“パーツはパティスリーの仕事。組むのは料理人の仕事”と、考案から仕込みまで一緒にやっているのは唯一パルフェのみ。料理とお菓子とで分業している中、僕らにとっても2人を繋ぐ大切な存在です」

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取材時のパルフェは「パルフェ シャロット フレーズ」。シャーロット王妃を模したケーキ“シャルロット”を模したというパルフェは、彼女が生前身に着けていた艶やかな帽子をイメージしているそうです。

フィンガービスケットという名でもお馴染み、軽い食感のビスキュイ生地は雲のような形をし、大きな輪軸で絞った苺のホイップとフレッシュ苺の上に堂々と鎮座。

パルフェグラスのふちを超して大きく開いた姿は、ロイヤリティな印象を与えます。

横須賀の嘉山農園から直送しているという苺。噛んだ時にじわっとでる甘酸っぱい汁が新鮮さをうたっています。トップのビスキュイから真ん中のピスタチオアイスまでは、濃厚さと食べ応えが特徴的。合間にはフレッシュ苺やメレンゲ、ピスタチオを砂糖でコーティングしたクラックランなど、味と食感にアクセントが入ります。

知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう

ボトムに近づくにつれて、苺のコンポートや、白ワインのジュレ、ベリーソースなどが混じり合ってしなやかな舌触りとさっぱりとした味に変化していきます。

パルフェを食べている最中には地元の人たちの談笑が聞こえ、のんびりと南フランスにでも旅行にきたような気分です。

知る人ぞ知る「À côté zaimokuza(アコテ材木座)」(鎌倉・材木座)で自慢のパフェと焼き菓子を。地元に愛されるフランス郷土料理店で南フランスを味わう

健太郎さんがフランスで料理を勉強してきた経験から、故郷を想うような気持ちで作る伝統的な郷土料理はカスレやブイヤベースなど、期間によって変わり、どれもシェアするのにぴったりです。

二人で大ぶりなケーキを半分こすれば、時間だけではなく心まで共有できそうな、幸せな空間「À côté zaimokuza」。みなさんも、東京から少し遠くへ行きたいと感じたら材木座を選んでみてはいかがでしょうか。

About Shop
À côté zaimokuza(アコテ材木座)
神奈川県鎌倉市材木座3丁目13−17
営業時間:10:00〜18:00 ※テイクアウト10:00-18:00/食事11:30-18:00(LO16:30)/カフェタイム14:30-18:00(LO16:30)
定休日:水・木・金

園果わたげさん

園果わたげ

ウフ。編集スタッフ

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ufu.の新米編集者。メンズカルチャー誌でアシスタントを経験後ufu.に転身。 特技は甘いものを食べ続けること。最近は美術館内レストランの限定コラボスイーツにハマっている。