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2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

都内のみならず、全国的に増え続けているベーカリー。パンの楽しみ方も様々に増え、海外からチョコレート専門のベーカリーが生まれたり、お惣菜系のパンが並ぶ人気店やパンを楽しめるカフェも増え多様化しつつあります。そんな中でも、“パン飲み”のという新しい提案が話題に。新しいパンの楽しみ方とライフスタイルが東京を中心に広がりつつあります。

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

今回から「パン飲み」をテーマにした新連載「パンとワインと、雪見みと」がスタート。ナビゲーターとして、一緒にパン飲みの名店を巡るのは女優でモデルの「雪見みと」さん。SDGs×冷凍パンイベント『雪見みと 今日から始めるSDGs』」をプロデュースするなど、パン好き女優として、TVドラマや映画等でも活躍しています。初となる連載の舞台は今もっともHOTな谷根千エリアへ。

パン×ワインビストロの先駆け的存在「Cise」

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

お店のOPENは2019年。今若者を中心にホットな谷根千エリアにあり、お店があるのは根津駅から徒歩6~7分ほどのところ。商店街からも少し離れた静かな住宅の中に「Cise(チセ)」はあります。その立地柄、美味しい料理と一緒に“時間を忘れて楽しめる”ようなお店です。張り切りすぎず、たくさんお客さんを呼ぶというよりもお客さん一人一人との時間を大切にし、マイペースに経営されるこのお店。だからこそこの土地、そしてこの場所での開店を決めたそう。

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

「Bread&Wine」を掲げ、店内にはたくさんのナチュールワインをはじめ、じわじわ人気が出ているジャパニーズクラフトジンなど、様々なお酒が並びます。

パンの酵母はレーズンから作っているそうで、どれもワインと合うように設計されているんだとか。ナチュールワインは、シンプルなブドウ本来の味わいや香りがするものを中心にセレクトをしているそう。

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

ユニークな構造の店舗、1階は光が入る心地よいカウンターになっており、半地下に広がるのは、テーブル席とこちらも雰囲気の違うカウンター。半地下のカウンターでは、目の前で料理を仕立てる様子を見られることができます。

いい雰囲気は、いい人柄と空気感から生まれる

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

オーナーの宮武さんは大阪の辻調理師専門学校を卒業後、神戸のイタリアンから料理人としてキャリアをスタート。その後は産地直送の野菜をふんだんに使う有名店「Coulis(クーリ)」(新富町)で経験を積み、その時にパンを焼いて料理をしてという経験から、自身のお店も自然とパンに寄っていくことになったそう。またソムリエの資格を取るほど、ワインが好きという宮武さん。料理もパンも、ワインに合うようなペアリングになっています。

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

「Cise」ではお子様が生まれたばかりの奥様と一緒に、夫婦が好きなパンを焼き続け、そして夫婦が好きなワインと一緒に楽しめるお店づくりをされたそう。パン好きはもちろんのこと、このアットホームな空気感を楽しみに来る人も多いんだとか。

店名の「Cise」の意味はアイヌ語で「家」という意味。店主のルーツのある北海道が語源。ネーミングの通り、まるで家にいるかのような雰囲気に、ついつい長居したくなるほど。

スペシャリテ「チャバタ」をはじめとする、高加水パンみずみずしさ

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

ビストロでありながら、バゲットやフォカッチャ、食パンやチャバタなど食事に合うパンが日替わりで3~5品揃います。ディナーではパンの盛り合わせなども。テイクアウトもできるため、パンを買い求めに来る方も多いといいます。

料理人とは思えない、レベルの高いパンの中でもこの店の名物は「食パン」そしてスペシャリテの「チャバタ」。食パンは北海道産小麦「キタノカオリ」を100%使用し、焼きあがったその食感はカリっもちっと。そしてチャバタはイタリア語で「スリッパ」の意味。撮影時にいただいたのは「青のり」で、小麦の香ばしさに青のりの風味が絶妙に合わさります。大きな特徴は食感にあり、高加水タイプの特有であるクラムの気泡が大きく、ほおばった瞬間はふんわり、そして噛むともっちりとした味わいに。噛めば噛むほど甘みを感じられる美味しさです。

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

「もっと、そこにある水をパンに入れてもいいと思う。」

パン作りにおいて試行錯誤をしていた宮武シェフに大きな影響を与えたのは、ベーカリー界の大御所である志賀 勝栄シェフ(シニフィアン シニフィエ)の言葉だったそう。実際にパンを食べていただいた志賀シェフからのアドバイスから「もっと加水していいんだ」と気づき、高加水パンへの探求が始まり、今に至るんだとか。

もっちりしたパンは、料理や料理に添えられたソースとも相性がよく、みずみずしい食感の余韻はワインを邪魔しません。小麦の豊かな香りと余韻が、よりワインにマリアージュします。

店主の地元・北海道の素材を生かした料理と、ベーカリー顔負けのパン。一度は食べたい「地魚のタルティーヌ」

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

地元・北海道の素材を多用しながらフレンチをベースに自由な発想で作られる料理はどれも絶品。酵母から自家製するベーカリー顔負けのパンと、料理との組み合わせはワインを飲む手も止まりません。

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

北海道ということで、料理は魚介が中心となっており、この冬から春にかけてのおすすめは写真の鯖を使ったタルティーヌやワタリガニ、また人気のメニューとして白子を使ったフレンチトーストなども。

2024年新しい“パン飲み”という楽しみ。「Cise(チセ)」(根津)。話題の谷根千エリア楽しむ最高のビストロとパン

昼からナチュールワインをパンと一緒に飲めて、夜はコース料理やアラカルトも。予約もできるので、公式アカウント@cise0205をぜひチェックしてみてください。

雪見みと Yukimi Mito

兵庫県出身。SNSで人気となりテレビ番組で特集が組まれるなど話題殺到。2021年Vaundy「life hack」MVに出演 。2022年BS12「SDGsらぼ」にて初の番組MCを務め、プライベートでもパンが好きということから、2022年6月には「SDGs×冷凍パンイベント『雪見みと 今日から始めるSDGs』」をプロデュース。
短編映画 純猥談「いつか回り回って恋人に戻れたら幸せです」ではヒロインに抜擢。2023年 テレビ朝日系列「たとえあなたを忘れても」佐久田敬子役にて出演、主演映画の公開も控えているなど注目の若手俳優。

About Shop
Cise
東京都台東区池之端3丁目4−19
営業時間:8時~14時、18時~23時
定休日:月曜日

撮影/Yusuke Shirai(白井裕介) Hair&Make/Kure Akie(呉あきえ) スタイリング/Yui Yamashita

衣裳/Wild Lily(代官山)@wildlily_daikanyama  ジュエリー /h..(エイチ)@h_jewelry_official  アイウェア/Re:See(リシー)@resee.official