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北海道・札幌発「北のカヌリエ」フードロスを考えた真っ白なカヌレ

北海道・札幌発「北のカヌリエ」フードロスを考えた真っ白なカヌレ

北海道・札幌発「北のカヌリエ」フードロスを考えた真っ白なカヌレ

カヌレ部連載も、ついに20回目を迎えます。過去の全国のカヌレ部情報もぜひコチラから見てみてください。

今回は、そんなカヌレ部で舞台となるのは北海道・札幌市。ネットサーフィンをしながら見つけたのが、世にも珍しい真っ白なカヌレ。その秘密を探ります。

北海道初のカヌレ専門店「北のカヌリレ」

北海道・札幌発「北のカヌリエ」フードロスを考えた真っ白なカヌレ

お店があるのは北海道札幌市、厚別。北海道でOPENしたカヌレ専門店です。カヌレを作るのは、レストランの料理人をつとめていた水野佑一シェフ。

札幌市厚別区出身 で、料理専門学校卒業後、市内の老舗レストランで修業。その後フランスへ。帰国後、ワインバーでシェフとして2年働かれました。

北海道・札幌発「北のカヌリエ」フードロスを考えた真っ白なカヌレ

「敷居が高いと思われがちなフランス料理を身近に感じてもらいたい」というのをコンセプトに活動しているんだとか。

白いカヌレを作った理由は“北海道らしさ”

北海道・札幌発「北のカヌリエ」フードロスを考えた真っ白なカヌレ

プレーンのカヌレをはじめ、フルーツやナッツのカヌレなど、料理人だからこそ思いつくカヌレがいっぱいある中でも、目を引いたのは真っ白なカヌレ。

作ろうと思ったきっかけを聞きました。

水野さん「白いカヌレを作ろうとした理由は、北海道初のカヌレ専門店として、”北海道カヌレ’という新しいジャンルを確立したいと思ったのが大きな理由です。」

北海道・札幌発「北のカヌリエ」フードロスを考えた真っ白なカヌレ

北海道=雪、牛乳=白い、白いカヌレ=珍しい、という発想から白いカヌレにしました。難しかった点は、卵臭さを取るところと、牛乳らしさをいかに出せるか、より真っ白に仕上げるにはという点が難しかった部分です。」

優しい甘みと、しっとりした食感とフードロスへの取り組み

北海道・札幌発「北のカヌリエ」フードロスを考えた真っ白なカヌレ

より牛乳らしさを出すため、お酒を使わず優しい甘さに仕上げているそうで、食感も“老若男女問わず召し上がっていただきたい”という店主の考えもあり、敢えてモチっと、しっとりした食感に。

本来はカヌレを作る際に、余る卵白を使っていることでフードロスにも貢献しているそうです。そして、最近の牛乳の廃棄問題の背景もあり、積極的に牛乳を使っているというエピソードも素適です。

どうして料理人の水野さんがカヌレを?

北海道・札幌発「北のカヌリエ」フードロスを考えた真っ白なカヌレ

どうしてカヌレのお店を開こうと思われたのでしょうか? 水野シェフに聞いてみました。

水野さん「カヌレというものは、ちょっとしたおやつにもなり、また特別な時の贈答用にもなる。そんな二面性と、カヌレを作る際の牛乳、卵、小麦粉、砂糖と地元北海道産であるべき食材で作れるということ、配合やフレーバーを変えれば甘いのからしょっぱいのまで、億通りのレシピが作れるというカヌレの可能性に魅力を感じ、北海道初という新しい試みにも惹かれて、カヌレ専門店を開くことにしました。」

そう話す水野シェフ。地元の食材を応援し、余すことなくスタイルも素適です。こちらのカヌレは店舗販売のみとなっています。

About Shop
北のカヌリエ
北海道札幌市厚別区厚別西4条2丁目12−31
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜日