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28歳にして、世界から愛されるショコラティエ「パスカル・ル・ガック」のスーシェフ。野澤倭歌​菜シェフの素顔“連載:mikiのショコラティエ探訪記vol.09”

28歳にして、世界から愛されるショコラティエ「パスカル・ル・ガック」のスーシェフ。野澤倭歌​菜シェフの素顔“連載:mikiのショコラティエ探訪記vol.09”

世界的に著名なショコラティエ「パスカル・ル・ルガック」。

フランスで30年以上の歴史を持ち、多くのチョコレート好きを虜にしたパスカル・ル・ガック氏は、2014年度は最高位の金のタブレットを受賞するとともに、「フランスで欠かすことの出来ないショコラティエ」にも選ばれています。

「パスカル・ル・ガック」という世界的ショコラティエのブランドとその魅力、そしてシェフの世界観を、多くのメディアが取材する中で、ufu.編集部が今回取材をお願いし、主人公としてスポットを当てたのは28歳にして「パスカル・ル・ガック 東京」でスーシェフをつとめる、野澤倭歌​菜さん。

メディアの取材と、インタビューは初。「パスカル・ル・ガック」という大きな看板を感じながらも、彼女の「ショコラティエ」としての世界観や「女性シェフ」としての覚悟とこれからの展望ついて、ufu.アンバサダーでもあるチョコライターmikiさんと取材をしてきました。

「カカオ一つで、味も見た目も表現も変わる。そんなチョコレートの魅力にとりつかれました」

28歳にして、世界から愛されるショコラティエ「パスカル・ル・ガック」のスーシェフ。野澤倭歌​菜シェフの素顔“連載:mikiのショコラティエ探訪記vol.09”
※撮影のためマスクを外しています

Q.野澤シェフが、「パスカル・ル・ガック」でシェフをされるまでの経緯や理由を教えてください。

A.「最初は、製菓学校を卒業後にホテルのパティスリーで働いていました。その後、青山にある『UN GRAIN(アン グラン)』で3年ほど働いて、現在に至ります。ちょうど『パスカル・ル・ガック 東京』ができるときに、こちらのシェフとして働くことになりました。」

「『パスカル・ル・ガック 東京』で働くことを決めた大きな理由としては、チョコレートに携わりたいと思ったからです。チョコレートの世界的なコンクールでの作品を見ていても、他の菓子に比べてその表現力の幅の広さに魅力を感じていました。私もチョコレートを極めたい、そういう想いが強いです。また将来的に独立する時の参考にしたい、立ち上げを経験したいという思いもありました。」

「パスカルさんのチョコの魅力を、全力で届けたい」

28歳にして、世界から愛されるショコラティエ「パスカル・ル・ガック」のスーシェフ。野澤倭歌​菜シェフの素顔“連載:mikiのショコラティエ探訪記vol.09”

Q.「パスカル・ル・ガック」という、巨匠の名前のもと、野澤シェフが大事にしていることは何でしょうか?

A.「一番大事にしていることは、パスカルさんが作るチョコレートの世界観と魅力を伝えることです。もちろん、日本市場とフランスでは味の趣向含め、違う部分があります。その中でも、パスカルさんの“素材を大事にする”というコンセプトをしっかり伝えていきたいという想いがあります。本当にパスカルさんのチョコレートは美味しいんですよ。」

「自分の明るくてポップなキャラクター性を、お菓子作りに活かしたい」

28歳にして、世界から愛されるショコラティエ「パスカル・ル・ガック」のスーシェフ。野澤倭歌​菜シェフの素顔“連載:mikiのショコラティエ探訪記vol.09”

「パスカルさんからは“一人でも多くの人に、日本の人が喜ぶものをつくってほしい”と言われたのが印象的でした。日本とフランスの違いも理解してくれるシェフで、毎月ミーティングをしながら色々と意見交換をしています。」

28歳にして、世界から愛されるショコラティエ「パスカル・ル・ガック」のスーシェフ。野澤倭歌​菜シェフの素顔“連載:mikiのショコラティエ探訪記vol.09”

「『パスカル・ル・ガック」という大きな名前があるもとで、責任をもってシェフをつとめる今は、重圧もありますがとても楽しいです。今は季節で変わるパフェの試作もしていますが、自分らしさを表現できる場でもあって、それが大きなモチベーションになっています。

自分のキャラクターというか、明るい性格やポップなところ活かして、楽しくお菓子作りをしています。素材も、自分で生産者のもとへ足を運ぶなどして選んだり、私ならではのこだわりも持っています。」

「“オン”と“オフ”の切り替え、そして休日の充実が今の私の創作への活力です」

28歳にして、世界から愛されるショコラティエ「パスカル・ル・ガック」のスーシェフ。野澤倭歌​菜シェフの素顔“連載:mikiのショコラティエ探訪記vol.09”

Q.洋菓子界も、活躍する女性シェフが増えた印象です。過酷とも呼ばれるこの世界、野澤さんはどう乗り越え、そして明るい笑顔とその活力はどこからきていますか?

A.「一番最初に働いたホテルでは、常に婚礼や宴会で忙しく、朝から晩までの生活が続きました。

“若いから大丈夫”と思って続けていましたが少し体調を崩したことがあって。その後、働き方を見直して転職もして、気づいたのが気持ちやプライベートに余裕がないと、いいお菓子が作れないということ。」

「もともと私は、お菓子を食べるのが、すっごく大好きなんです。昔はそういうこともできていなくて、ただがむしゃらに作っていました。今では、休日は人気のお店を探る意味でも、食べに行ったり、研究したり。食べ歩きも大好きだし、とくにコーヒーが大好きなんですよ! いつも休日にカフェ巡りをしています(笑)。

そしてサウナにハマってて、無心になりたい時は、近所のサウナに入りに行って、1日をリセットしています。やっぱりオンオフの切り替えって大事だなと思います。」

「夢は本店で働くこと。本場フランスで、パスカルさんから学びたい」

28歳にして、世界から愛されるショコラティエ「パスカル・ル・ガック」のスーシェフ。野澤倭歌​菜シェフの素顔“連載:mikiのショコラティエ探訪記vol.09”

Q.これからの目標を、ぜひ教えてください。

A.「『パスカル・ル・ガック』フランスの本店に行きたい気持ちが強いですね。まだフランスで働いたことがなくて、フランスでの洋菓子の位置づけは日本とはまったく違うので、“より生活に根づいたフランス菓子の文化”というものを肌で感じたいなと思いました。パスカルさんに近いところで学べるのも大きな財産になると思います。」

編集後記 by 編集長
お菓子作りや夢を語る野澤さんは、まるでおとぎ話に出てくる、お菓子づくりの少女のように、輝いて見えました。

お菓子を作ることがこんなにも楽しく、キラキラとしたその表情と笑顔に、お菓子も自然とキラキラした力を得たかのように、美しく、そして美味しく。このお店にとって、野澤さんの若いパワーとモチベーションが、老舗でもあるお店の伝統とうまくマリアージュして、素晴らしい化学変化を起こしたと感じました。

ぜひ、野澤シェフに会いに赤坂、駅は溜池山王のお店に行かれてみてくださいね。

About Shop
パスカル・ル・ガック 東京
住所:東京都港区赤坂2丁目12−13(MAP)
営業時間:11:00~19:00
定休日:日曜日
※パフェは予約制、希望日の2日前までに電話にて予約・
予約番号:03 6230 9413

Photo/Tadaaki Omori  Writing/Cream Taro(坂井勇太朗)