ufu(ウフ)スイーツがないと始まらない。
異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」

異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」

異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」

ナチュラルで繊細でちょっぴりドーリーなメイク「#夢月メイク」で、SNSを筆頭に数々のメディアにも引っ張りだこな人気ヘアメイクアップアーティスト夢月さん。実は、年間かなりの金額をチョコレートにつぎ込むほどの、チョコレートヲタクとしても有名!  

そんな夢月さんの濃厚すぎるチョコ連載「夢月のショコラに恋して」。バレンタインスペシャル企画として、チョコレートギフトの大定番「メリーチョコレート」本社へ行ってきました!【後編】の今回は、2021年に登場してから人気を博している「はじけるキャンディチョコレート。」シリーズ開発担当者と座談会を開催♡ その裏側についてどっぷり聞いてきました!

あの“ぱちぱち”チョコをリメイクして生まれた「はじけるキャンディチョコレート。」

異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」

「はじけるキャンディチョコレート。」は、レトロ喫茶をコンセプトにしたパッケージがとにかく可愛い大人気のチョコレートシリーズ。2021年に発売し、4年目となる今年、パッケージデザインを一新してリニューアルしたのだそう。今回は開発担当の井出さん(左)、竹田さん(中央)にお話を伺うことに。

夢月さん「中のチョコレートは、ぱちぱちキャンディなんですね!どうしてこのチョコレートに?」

井出さん「実はもともと、『レトロ喫茶』をコンセプトにしたチョコレートを作ろうとしたのではなく、その逆だったんです」

異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」
試食する夢月さん。まわりの人にも聞こえるほどの「ぱちぱち」の音!

井出さん「メリーチョコレートの既存商品に『キャンディインチョコレート』というチョコがあるんですけど、あまり認知度が上がらなくて。そこでこの“ぱちぱち”“しゅわしゅわ”という感覚を、メロンソーダに例えた商品にしたらどうかな?と思いまして。辿り着いたのが、レトロ喫茶をテーマにした『はじけるキャンディチョコレート。』だったんです」

夢月さん「あのチョコレートだったんですね!小さい頃、デパ地下に行くと父に買ってもらえた、思い出のチョコレートです。こんな形でまた味わえるなんて嬉しい!」

企画実現までの苦難。なかなか通らない「レトロ喫茶」のコンセプト

レトロ喫茶をテーマにした「はじけるキャンディチョコレート。」のアイデアを思いつき、社内にプレゼンした開発担当チーム。しかし、当初はなかなか社内の理解が得られず、企画の実現までに時間がかかったのだとか。

竹田さん「『レトロ喫茶』はブームでこそあるものの、社内には老若男女がいるので、全員に『どこがレトロなのか』『レトロ喫茶がなぜ可愛いのか』を伝えるのに苦戦しました。世代が違うと“可愛い”や“レトロ”の定義も違いますし、何度も練り直しましたね」

異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」

夢月さん「私たちの目線から見ればとても可愛いですけど、今トレンドの喫茶メニューが“レトロ”なのかは確かに世代で違うかもしれませんね」

竹田さん「とにかくデータを集めて、レトロ喫茶商品の市場に今、可能性があることを提示してなんとか通りました!」

こんなところまで?パッケージのユニークな仕掛けにきゅん♡

そうして無事発売された「はじけるキャンディチョコレート。」ですが、レトロ喫茶のイラストが可愛いだけではないんです!ぜひチェックしてほしいのは、細部までこだわり抜かれたパッケージ。

異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」
メロンクリームソーダ/5個入(¥ 378)

「メロンクリームソーダ」の箱は、全て食べ終わると空になったグラスのイラストが出現!「全部飲み終わった」ことを表現しているのだそう。

夢月さん「箱の側面の詩も素敵です!よく見たら、フレーバーごとに違いますね」

井出さん「この詩は、弊社では通称『エモ文』と呼んでいるのですが(笑)、各メニューとリンクするようなノスタルジックな文章をつけて、より世界観が伝わるようにしました。詩からフレーバーを選んで、ギフトにするのもいいかもしれません」

異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」
BOX(左上)の本体はなんと、組み立てれば喫茶店オブジェに変身

そして注目すべきなのが、紙文具製品を製造販売している古川紙工とのコラボで、昨年末発売されたEC限定BOX。チョコレートの枠を飛び越えて、チョコレート缶だけでなく、文房具やポーチもセットで販売しています。

異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」

竹田さん「この商品はオンライン限定なので、箱に仕掛けをつくったりと、届いたときの“ワクワク感”を大事に作っています。
ポーチのチャック部分にもクリームソーダをつけたり、ポーチ内側はストライプ柄にしたりと、360度どこからも“レトロかわいい”を表現しました」

夢月さん「クリームソーダ好きの人って、グッズを集める人が多いから刺さりそうですね!箱の底だったり、缶の側面、ポーチのチャックまで、細部までこだわる情熱がすごいです」

「好き」を形にした担当者たち。メリーチョコレートがヒットを連発するわけ

異例の大ヒット。実はリメイク商品だった!?メリーチョコレートの「はじけるキャンディチョコレート。」開発担当者と座談会♡:「夢月のショコラに恋して」

最後に、前編・後編と座談会をさせていただいた担当者のみなさんと夢月さんで、メリーチョコレートの商品開発についてお話しました。

夢月さん「『カジュアルギフトのベストパートナーを目指している』ということですが、商品開発をする上で1番大事にしていることは何でしょうか?」

井出さん「『一番身近で、一番美味しい』が弊社の哲学。そこには、子どものころから本当に美味しいものを食べてほしいという想いがあるので、子どもも楽しめる味、安心して食べられる品質を第一にしています」

夢月さん「今回の座談会では、猫への愛やレトロ喫茶への愛など、みなさんが『好き』を仕事を通して表現しながら、『ここをこうしたら、もっと喜んでもらえるかな?』という想いを込めている姿が印象的でした!」

「それにこれは偏見だったのですが、老舗かつ大手ブランドなのにも関わらず、私と同世代くらいの女性たちが開発担当をされているのも驚きました。若手もフラットに意見を出せる環境だからこそ、色んな人に愛される商品が作れるんですね」。

創業70年以上の老舗チョコレートブランド「メリーチョコレート」。その商品開発の裏側には、食べ手に楽しんでほしい、喜んでほしいという愛情がぎゅっと詰まっていました。

Photo/Ikue Takizawa Writing/Nanako Maeda