ナチュラルで繊細でちょっぴりドーリーなメイク「#夢月メイク」で、SNSを筆頭に数々のメディアにも引っ張りだこな人気ヘアメイクアップアーティスト夢月さん。実は、年間かなりの金額をチョコレートにつぎ込むほどの、チョコレートヲタクとしても有名!
そんな夢月さんの濃厚すぎるチョコ連載「夢月のショコラに恋して」。バレンタインスペシャル企画として、チョコレートギフトの大定番「メリーチョコレート」本社へ行ってきました!【前編】となる今回は、バレンタインコレクション「ねこみゃみれ」シリーズについて開発担当者と座談会を開催。このユニークなチョコレートが誕生したきっかけや、その想いについて深堀りしました。
日本で初めてバレンタインチョコレートを販売し始めたと言われている「メリーチョコレート」。バレンタインはもともと「女性が男性に贈る」文化だったものの、その市場は年々進化し続け、今では自分への“ご褒美”としてチョコを買う人が特に増加傾向にあります。
メリーチョコレートはそんな市場の変化を受けて、昨年は「推し活チョコ」など、数々のユニークなチョコレートを展開中。今回紹介する「ねこみゃみれ」シリーズは、昨年2023年にリリースし、大反響を呼んだバレンタインコレクション。
今年2024年には、3個の新作ラインナップを迎えてパワーアップ!
今回は、「ねこみゃみれ」シリーズ商品開発担当の山根さん(中央)と菊柳さん(右)のお二人に、お話を聞きました。お二人とも、言わずもがな大の猫好きで「ねこみゃみれ」プロジェクトには相当気合が入っていたそうです。
「ねこみゃみれ」は、実在する猫たちの写真から作った形のチョコレートや、自由気ままに過ごす猫たちの写真をパッケージに採用した、まさにねこ尽くしな商品。まずは商品作りのきっかけから紐解いていきます。
夢月さん「動物をモチーフにしたチョコレートがたくさんある中で、なぜ猫を選んだのでしょうか?」
菊柳さん「近年、猫をモチーフにしたグッズの人気が高まっているからです。雑貨や本、写真集など、なんでも猫モチーフの物が人気になる『ネコノミクス』が起きていて。バレンタインの楽しみ方も多様化しているので、猫好きに向けて作るのもいいのではと」
夢月さん「たしかに!私は実は犬派なのですが(笑)犬派の私にも、猫の商品が増えているのは感じます」
山根さん「そうなんです。逆に言うと、猫のチョコレートは既に沢山あって差別化が難しい。そこで、ネコを見た時の“きゅん♡”とした気持ちを感じてもらえるような“リアルな可愛さ”を徹底的に表現することに決めました」
“リアルな可愛さ”を表現する、というその言葉通り、「にゃそーてっどチョコレート」の缶パッケージの猫たちの姿は、超自由気まま!
夢月さん「この左上の猫なんて、まさに“家でくつろいでます”って感じ(笑)これはどこの猫ちゃんですか?」
菊柳さん「実は、パッケージの猫たちは全て社員の飼い猫なんです。飼い主たちが撮った800枚の写真から厳選してパッケージにしました」
山根さん「お家でまるまって寝ているところ、毛づくろいしているところ、のびているところ。普段の何気ない仕草や、飼い主にしか見せない“素”の表情の写真だけを採用しています」。
写真用の綺麗なポーズの猫ではなく、あえて家でゴロゴロしているような素の猫の表情にときめく!というのは、実際に猫を飼っている・飼っていた人ならではのツボかもしれません。しかし「ねこみゃみれ」の“リアルな可愛さ”は、写真だけには留まらず!
缶を持ちつつ、「ああ、可愛すぎる」とぼやく担当の山根さん
夢月さん「この『おかお缶』のパッケージ、顔のドアップで可愛いすぎます♡」
山根さん「これは、猫の顔を原寸大でそのままパッケージにしました。猫といつでも一緒にいられる気分になれるし、本物の猫と一緒に、この顔を並べて写真を撮っても可愛いです!」
そしてさらに、猫好きなら一度は「触りたい…」と切望したことのある“しっぽ”をテーマにしたチョコレートも。
菊柳さん「これは、いろんな気持ちの猫のしっぽをパッケージにした『しっぽ缶』です。ご機嫌なときや怒っているとき、怖いとき、表情豊かに変わっていく猫のしっぽを描いています」
夢月さん「これだけいろんなしっぽがあれば、飼い猫に近いデザインを見つけて楽しめそうですね!」
そしてこちらはなんと、「猫と同じごはんを食べたい」という溺愛飼い主たちに捧げる「猫缶」!中には2種類のチョコレートが入っており、お魚とキャットフードを再現しています。※猫ちゃんは食べられません
夢月さん「この猫ポーチも、一から考えたのですか?」
山根さん「そうなんです。『いつも猫を撫でたい、触りたい』という猫好きの欲求に応えるべく、実際の三毛猫を参考に、毛並みのデザインを考え、触り心地もなるべくリアル猫に近づけました。こちらの肉球ポーチのぷにぷに感も、より本物に近くするべくこだわっています!」
そして、最後にお話を聞いたのは今年仲間入りした「のび~る感」。猫がびよ~んとのびているシーンを厳選してパッケージにそのまま採用♡
山根さん「猫って、のびると予想の倍くらいのびるんですよ!そのシーンが猫好きに刺さるのではと思いまして。のび~る猫たちの形を活かして、中身は細長いショコラクリームサンドにしました」
猫好き社員たちの猫愛を全力で捧げた、総力戦チョコとでも呼ぶべき「ねこみゃみれ」。猫好きの欲求を満たすポイントが「これでもか!」と散りばめた猫きゅんチョコレートでした。多様化するバレンタインですが、猫を愛でるバレンタインもいいかも?!
【後編】となる次回は「はじけるキャンディチョコレート。」の開発担当者と夢月さんの座談会。トレンドの「レトロ喫茶」コンセプトの商品ですが、実は発売までには苦難の道のりがあったそうで…!? お楽しみに♡
Photo/Ikue Takizawa Writing/Nanako Maeda
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