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【絶品パンのお取り寄せ】出雲にある創業明治7年の老舗和菓子屋「彩雲堂」。和菓子屋が作るあんパン誕生秘話

【絶品パンのお取り寄せ】出雲にある創業明治7年の老舗和菓子屋「彩雲堂」。和菓子屋が作るあんパン誕生秘話

ライターの坂本リエです。和菓子の催事で出会った島根・出雲に本店を構える「彩雲堂」さん。和菓子スイーツが並んでいる中、彩雲堂さんのあんぱんがひときわ目立っていました。話を聞くと魅了され、すべてのあんパンを購入!
さっそくご紹介します。

創業明治7年!和菓子のおいしさを伝えたいという想いから作られたあんパン

【絶品パンのお取り寄せ】出雲にある創業明治7年の老舗和菓子屋「彩雲堂」。和菓子屋が作るあんパン誕生秘話

彩雲堂の和菓子に使われるあんは、1つ1つ異なっていて、お菓子に合わせて柔らかさ・甘さ・風味を考えているそうです。
パンの生地感もそれぞれ異なっているので食べ比べがおすすめ。

「和菓子離れが進み、和菓子のおいしさをもっと伝えたい!その想いから”出雲あんパン”が生まれました。」と話すのは取締役で企画開発室室長の山口晋平さん。

Q.「なぜあんパンだったのですか?」
山口さん:「彩雲堂は、50年程前にはル・ラック(フランス語で湖の意)という洋菓子とパンのブランドがあり、食パンから菓子パンまで販売していました。スーパーやベーカリー、パティスリーが増えるにつれて現在では和菓子のみに展開を絞っていました。また、島根には法事の際にあんパンを配るという風習があり『法事パン』と呼ばれています。松江は三大和菓子処と言われるだけあり、和菓子が生活に親しいところから生まれた風習です。

『昔食べた彩雲堂のパンが美味しかったので再開したい、和菓子の消費は減少する中でパンは伸びているので、彩雲堂の職人が作る餡を使ってパンを出したい』という弊社社長の想いから、7年前にパン屋として『神門通りAel(アエル)」をオープンしました。」

Q.「『出雲あんパン』という名称はいつから?」
山口さん:「実はオープンしてから数年間は、なかなか軌道に乗れず。私が携わった時には、ピザパンや、クリームパン、カレーパンなど色々なパンを売り、彩雲堂の屋号も掲げている関係で和菓子も展開しておりました。

“一体僕たちは何屋か分からない、何がしたいか伝わらない”と思い『彩雲堂は和菓子屋であること』『自家製餡の美味しい餡を多くの人に伝えたい』という原点に立ち返り、様々な種類のパンをやめて、あんパンのみにしました。

そんな中コロナショックが到来。社員から『パンを盛り上げたい、アエル店しかしていない取り組みを広げたい』という話が出てパンのリブランディングに取り組みました。サイズを小さくし、『出雲あんパン』という出雲大社に因んだ名前をつけ、冷凍輸送ができるようレシピの改良を行いました。
「美味しいものをちょっとだけ食べたい需要」を満たし、小さくすることでカロリーも抑えることができ女性や高齢の方からも喜ばれました。見た目も可愛らしくなり、パンから和菓子に近い見た目にすることができました。」

和菓子職人が丹精を込めて炊いたあんの風味やおいしさが引き立つようにパン生地を選んだそうです。あんこが主役だということが伝わってきました。

ここで1つずつご紹介していきます。

①和と洋の組み合わせが斬新!「出雲あんパン ぜんざい」

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1つめは「出雲ぜんざい」。ぜんざいは出雲が発祥地だと云われています。
しっとりとして粒感残るとろける粒あんともちもちの求肥が入った、ぜんざいがまるごと入っているようなあんパンです。
全体的に甘さ控えめで食べやすい。パンという洋の要素とぜんざいという和の要素がマッチングしていて新しい組み合わせでした。

②今だけ限定!あまじょっぱさがクセになる!「出雲あんパン さくら」

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2つめは「さくら」。
出雲ぜんざいと同じ生地が使われています。

③彩雲堂の代表銘菓「若草」をパンに!「求肥とこしあん」

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3つめは「求肥とこしあん」。
彩雲堂の代表銘菓若草に使われている奥出雲仁多のもち米を使った若草の求肥と上生菓子にも使うこしあんがしっとり&ふんわりとやわらかな生地に入っています。こしあんはくちあたりなめらかで、スッキリとした甘さ。
小豆の風味がいいです。
もちもちとした求肥の食感がアクセントになっています。

④彩雲堂の饅頭朝汐のあんを使用!「朝汐あん」

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4つめは「朝汐あんパン」。
彩雲堂の饅頭「朝汐」のあんを使っています。小豆を炊き上げる際に小豆の皮を取り除くことで上品な風味が楽しめる味わいに仕上がっているそうです。
やさしい甘さでくるみの香ばしさがアクセントになっています。パン生地はふんわりとしています。

⑤しっとりとした粒あんがたっぷり!「粒あん」

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5つめは「粒あん」。
彩雲堂のロングセラー商品「伯耆坊」のあんが使われています。
卵黄が使われている生地はほかのパンと比べてしっとりさが増していてコクがあります。
表面にケシの実がトッピングされていて風味がいいです。
あんこはしっとりとして水分量が多くくちあたりなめらかでした。

⑥食べると分かる!あんパンのような饅頭「あんパン饅頭」

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最後は「あんパン饅頭」。
いったいどっちなの?とつっこみたくなる商品でした。
あんぱんのような饅頭だそうです。
北海道小豆を使ったあんは甘すぎず粒感がありながらもしっとりとしていて水分量多め。もっちりとした生地でパンよりの饅頭でした。
キャラクターのパンダが茶色い理由は、あんこを食べすぎてしまったからだそうです。なんともユニークですね。

あんぱんは電子レンジで約20秒加熱してからいただきました。
そうすることでパン生地はしっとりとして、あずきの風味が増しました。
どれも小ぶりで食べやすかったです。

【絶品パンのお取り寄せ】出雲にある創業明治7年の老舗和菓子屋「彩雲堂」。和菓子屋が作るあんパン誕生秘話

彩雲堂公式オンラインショップhttps://netshop.saiundo.co.jp/ のお問い合わせフォームより、お問い合わせいただいた方に個別に対応してくださります。
ぜひチェックしてみてくださいね!

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彩雲堂
Instagram:@saiundo1874

坂本リエさん

坂本リエ

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主婦誌「サンキュ!」オンラインで記事を執筆ほか、「saitaPLUS」などでレシピ提案も行う。パンライターとして活躍する傍ら、子育てに奮闘するママ。インスタグラムのアカウントは(@r11echan