パン部
2022.06.03

横須賀で知らない人はいない！　パン屋「ZACRO（ザクロ）」のマスト・バイはこれ

モノや人が沢山行きかう都心に住んでいると、次々と変化する流行に合わせてお洒落なお店に行きたくなります。交通アクセスが良いのでなおさら。

しかし、一度自分が住む町に目線を落としてみると新しい発見があります。よく観察すると“地元に愛されるお店”は絶対に１つ、２つと見つかるもの。そういうお店はその土地の人たちが好む美味しさがあります。

都内から離れ、京急YRP野比駅からバスで10分程度。横須賀市ハイランド地区にある「ZACRO（ザクロ）」も人々がしっくりくると感じる美味しさをもつ“地元に愛されるお店“。休日はもちろん平日もお店の外まで並ぶお客さんがその人気を表しています。今回は、そんなお店の店主を取材、人気パンを紹介します。

15年愛されるパンはもちもち、しっとり。そして、愛され価格

元々「MAISON KAYZER(メゾンカイザー)」や「ビゴ東京」の系列店でパン職人として働いていたという店主。独立して「パン屋ザクロ」をオープンしてから今年で15年目を迎えます。

オープン当初から口コミで広まった「ZACRO（ザクロ）」の周りは前後左右、全て住宅。地区に唯一あるパン屋は知らなければ行くことができない隠れ家のような名店で、このためだけにはるばる県を越えてやってくる人も多いんだとか。

そんな「ZACRO（ザクロ）」のパンの魅力は良心的な値段とボリューム、そして何と言ってもしっとりとした生地感。独特のパンの食感には生地の水分量が関係しているそうです。

店主「多くのパン屋さんでは生地の水分量は多くても70%くらいです。しかし、うちの場合は90%～100%入っています。小麦粉の一部に熱湯を加える湯種製法や天然酵母を上手に使用することで、もっちり、しっとりのパンができます」

ヘルシーで美味しい究極のサンドイッチ。「スモークサーモンクリームチーズのサンドイッチ」はマスト・バイ

お店の開店後すぐに売れきれるほど人気の「スモークサーモンクリームチーズのサンドイッチ」にはチャパタというイタリア北部の伝統的なパンが使われています。パン屋「ZACRO（ザクロ）」の魅力が詰まったサンドイッチは一人では食べきれないほどの大きさで597円。パンはもちろん、もちもち、しっとりです。

たっぷりと挟まった厚切りのクリームチーズとスモークサーモンにビネガーの酸味が加わります。バターや牛乳をほとんど使用しないチャパタは超低カロリーで、食感に反してライトな食べ応えです。チャパタに塗ったオリーブオイルが、具材の脂肪分とチャパタの淡白な味の架け橋に。誰もが頷く分かりやすい美味しさがクセになります。

さらに、是非試してもらいたいのが一度焼いて食べる方法！

焼くとパン生地の外側はカリっと、クリームチーズとビネガーの酸味は柔らかく、スモークサーモンの香りが際立ちます。