

スイーツメディア「ウフ。」がお届けする、おうちで簡単にまねできるレシピ。今回は新進気鋭の人気店が教えるレシピをご紹介します。
レシピを教えてくれるのは、店舗を持たずイベントへの出店やラグジュアリーブランドのお菓子の開発など、独自のブランディングで人気の「Galet Galet(ガレガレ)」大澤智弥シェフ。
今回は歴史ある森永乳業の「フィラデルフィアクリームチーズ」とコラボレーション。身近に買えるクリームチーズを作ったレシピを2品ご紹介させていただきます。

スーパーなど、身近に買えるクリームチーズとして皆様にも親しみがある「フィラデルフィアクリームチーズ」。実はこのクリームチーズが誕生したのは、今からなんと100年以上前の1872年。ニューヨークの小さなチーズメーカーにより製造された、四角い形のクリームチーズが始まりです。
当初は手作りで製造されていたため品質にばらつきがありましたが、現在では最新の技術と一貫した製造管理のもと、独自の製法で最高品質のクリームチーズが作られています。
1880年には、トレードマークの「フィラデルフィア・ブランド」の名称が採用されました。当時、アメリカ東海岸ペンシルバニア州にあるフィラデルフィアは超一流の食品、特に乳製品が有名でした。
クリームチーズが料理の材料として使われはじめたのは、1920年代半ば。当時製造を行っていたクラフトはクリームチーズを一般に広めるために、家政学者を雇い様々なレシピを開発しました。この時考案された“フィラデルフィア・クリームケーキ”が、現在のチーズケーキとして知られています。1928年、クラフトは唯一のクリームチーズメーカーであったフェニックス・チーズコーポレーションを合併。クリームチーズの代名詞フィラデルフィア・ブランドをラインナップに加えました。
日本では森永乳業が1970年に初めてクリームチーズを発売。レモンなどの果汁酸を加えなくても乳酸の旨味を生かしたコクのあるチーズケーキができることから、当時のチーズケーキブームにのって、一気に日本中に広まりました。「フィラデルフィアクリームチーズ」は今年日本上陸55周年を迎えるロングセラー
ブランドです。
日本で発売している「フィラデルフィアクリームチーズ」は北海道産の新鮮な生乳と生クリームの贅沢なブレンドが作り出す、ナチュラルチーズならではのクリーミーでコクのある味わいが大きな特徴です。

そして近年は、「フィラデルフィア デザート」シリーズも大人気に。2種のクリームチーズに北海道産マスカルポーネを配合し、ラムレーズンとアーモンドクラッシュを合わせた、甘さ控えめで罪悪感が少なく、ラム酒の風味も感じられる大人のご褒美チーズデザートです。 今回、こちらの「フィラデルフィア デザート6P クリームチーズと魅惑のラムレーズ&ナッツ」を使用したレシピも紹介します。

「ソシソン」は、ソーセージを模したチョコレートのお菓子。フランスではショコラトリーで売っていることも多く、レシピもとてもシンプルで、「フィラデルフィアクリームチーズ」の酸味と、チョコレートの香りがとても相性がよく、さらにドライフルーツの香りや、ナッツの食感のマリアージュがたまらないお菓子です。それでは材料をご紹介していきます。
<材料>
・フィラデルフィア クリームチーズ 30g
・ダークチョコレート 50g
・オレンジピール 15g
・ドライクランベリー 10g
・くるみ 10g
・ピスタチオ 5g
・粉糖 適量

1:ローストしたくるみ、ピスタチオは細かく刻む。クリームチーズは常温に戻しておく。
2:湯煎し溶かしたチョコレートに、クリームチーズをだまにならないように数回に分けて混ぜる。粉糖を除く、他の材料を全部入れ混ぜる。

3:全量をラップで包む。転がして15センチくらいの棒状にする。
4:冷蔵庫で約3時間冷やし、食べる直前に粉糖をまぶして完成。
5:残ったクリームチーズはラップで包むか密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存を。賞味期限にかかわらず、早めにお召し上がりください。

2つ目のレシピは、「フィラデルフィア デザート」を使用したレシピに。「フィラデルフィアデザート6 P クリームチーズと魅惑のラムレーズン&ナッツ」に合う、オレンジやラム酒をかけ合わせました。この「フィラデルフィアデザート6 P クリームチーズと魅惑のラムレーズン&ナッツ」自体がとても美味しく、大きく加工せずにそのままサンドし焼き上げるレシピに。生地はバターたっぷりでしっとりとしたリッチな生地を考え、大人なデザートに仕上がりました。
<材料>
・フィラデルフィアデザート6P クリームチーズと魅惑のラムレーズン&ナッツ 6個
・バター 80g
・グラニュー糖 90g
・フィラデルフィアクリームチーズ 40g
・アーモンドパウダー 60g
・ベーキングパウダー 2g
・薄力粉 25g
・ラム酒 12g
・全卵 100g
・オレンジコンフィ 50g

1:常温に戻したバターにグラニュー糖を入れ混ぜる。
2:クリームチーズを入れ混ぜ、その後アーモンドパウダー、ベーキングパウダー、ふるっておいた薄力粉を入れ混ぜる。
3:ラム酒と全卵を入れて混ぜる。全卵は3回に分けて少しずつ入れて混ぜる。
4:オレンジのコンフィを入れ混ぜる。

5:型に流し込み、上にフィラデルフィアデザート6Pをそのまま1個のせて約175℃で約20分間焼き上げて完成。
いかがでしたでしょうか? どちらのレシピも材料があればぱぱっと作れてしまう手軽さです。ぜひ真似してみてくださいね。

<ガレガレ / Galet Galet>
2023年1月デビュー。実店舗を持たず、催事限定で展開するブランド<ガレガレ>。焼き菓子において名店を渡り歩いた大澤智弥シェフによるフランス菓子を新しい形でお届けします。
Instagram:galet.tokyo
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