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新しい美味しさ。新しい食体験。不二製油が掲げる「ミライレシピ」は新しい食のミライを切り拓くのか?

EXPO2025 大阪・関西万博のORA外食パビリオン「宴~ UTAGE ~」で開催した不二製油の未知のおいしいは楽しい!- ミライレシピ体験会 -。

サステナブルな食の未来を共創する不二製油は、未来のおいしいのために、新しい「おいしい」を発明しています。本イベントでは、弊社スイーツメディアufu.(ウフ。)と親交のある素晴らしいシェフたちとタッグを組み、植物性素材でおいしさと健康を追求し、サステナブルな食の未来を考えた、まだ世の中に存在しない新しいお菓子「ミライレシピ」を開発しました。

そんな「ミライレシピ」を味わって、名前をつけていただく体験会をEXPO2025 大阪・関西万博にて開催。各シェフも駆け付け、大盛り上がりを見せた本イベントをREPORT。また本イベントを筆者である編集長としての目線から、会場で感じたことも合わせてお届けします。

ミライレシピとは?

食を取り巻く環境が大きく変化している現代。“当たり前”だった日常の食材がいつなくなってしまうかわからない中で、単なる代替食品としてではなく「植物性素材が選ばれる方程式を探究する」ことを通じて、これからの「おいしい」食文化のあり方を切り拓くのがミライレシピです。

植物性の食材も美味しさの観点で、香りを引き立てたり、余韻をさっぱりさせてくれたり、様々な美味しさの力を持ちます。

そんなミライレシピに挑戦したのは……。

西川功晃シェフ:兵庫県神戸市のブーランジェリー「Ça marche(サ・マーシュ)」オーナーシェフ
平瀬祥子シェフ:東京「Restaurant L’aube(レストラン ローブ)」シェフパティシエ
佐々木元シェフ:神奈川県鎌倉市の「la boutique de yukinoshita kamakura(ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタ・カマクラ)」のシェフパティシエ
畠山和也シェフ:東京都調布市の「feuquiage(フキアージュ)」オーナーシェフ

の4人のパティシエやブーランジェリーのシェフが大集結。不二製油が開発した豆乳クリームやマメマージュ、大豆加工素材、カカオ不使用のアノザMを使用し、新しいミライのレシピを開発しました。

集まった名前の数は約800個以上!大盛況に包まれたイベント会場

開催は8月13日から9月12日までの約1か月間(8月18-24日は除く)。場所は、ORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』2階にて開催しました。

期間限定のプログラムである「ミライレシピ体験会」。 会場では本イベント前に抽選券が配られ、抽選制で1日12回転。会期期間合計で約800名もの参加者が集まるなど大盛況に。特に後半の日程は、SNSを見て来場する方や万博好きの方々の口コミで話題を呼び、朝からたくさんの人が殺到するほど話題のイベントになりました。

本イベント会場に隣接する「ミライチョコ診断」では、味香り戦略研究所が開発した診断プログラムで、来場者の好みに合うチョコレートを診断できるなど、こちらも大きな賑わいを見せました。

「ミライレシピ体験会」のプログラムでは、本イベントの主旨や開発への想いを各シェフが映像で語ります。その後、参加者の手元にはミライレシピが。実際にどんな食材が使われているのか? どんな想いで作られたのか? 想像しながら食べてじっくり考えながら、まだ名前のないこのミライレシピに「名前」をつけてプログラムは終了。

イベント会場には、各シェフも駆け付けて登壇しトーク。写真は、美しい皿盛りのデザートでファンも多い「Restaurant L’aube(レストラン ローブ)」平瀬祥子シェフ。「パリッとした食感と、日本の駄菓子のようなどこか懐かしい味わいを楽しんで欲しい」と話します。また鎌倉から世界大会での受賞歴もあり若手シェフとして実力ナンバーワンの佐々木元シェフも登壇。

佐々木シェフは、テリーヌに近い見た目の新しいミライレシピを考え、テリーヌのようでありながら「もっちりと弾力のある新食感のデザートを目指したかった」と話す。

不二製油の新素材がポイントで、プラントベースチョコレート(ホワイト)やマメマージュ、クリームのガトーレヴィスフリーを使用することで食材の香りがふわっと余韻として残る設計に。酸味として使用したレモン、苺の味がしっかり感じられる味わいに。参加者からも食感と香りの余韻を美味しさのポイントとして挙げる声も。

子どもたちにも新鮮だった、新しい食体験

会場には、夏休みの期間ということもあり、多くのお子様やファミリーの来場も見受けられました。年齢層で言うと、10代未満が30%以上の参加率でした。

今まで体験したことのない食材やレシピに「美味しい」という言葉だけではなく、「もちっとして美味しかった」「パリパリで美味しかった」など食感への感想も多い印象でした。実際にペンを持って真剣に名前を考えている様子は、食育として新しい側面も。またネーミングの理由として豆乳、大豆というキーワードも多く、使われている材料への意識の高さも伺えました。

【編集後記】

実際に今何を食べているのか、どんな食材で作られているのか、どんな想いで作られているのか。毎日口にする食事もデザートも、日々の忙しさで忘れがちな、大事な側面を思い出させるようなイベントだと感じました。

チョコレートやバターも、環境問題や高騰の問題で、当たり前のものが当たり前じゃなくなる時代も近くに迫っていく現代において、単なる代替食品としてではなく「美味しさ」から新しい価値を体験でき、新しいレシピとしてこれからの食文化をきっと切り拓くだろうと感じられました。

Photo&Writing/坂井勇太朗(ufu.編集長)