ufu(ウフ)スイーツがないと始まらない。
今話題の食べられるお花「エディブルフラワー図鑑」2023年決定版

今話題の食べられるお花「エディブルフラワー図鑑」2023年決定版

「エディブルフラワー」とは、英語で「Edible(=食べられる)Flower(=お花)」。野生の花ではなく、食用として育てられた花を指します。自然が生み出した鮮やかな色合い、またその様々な大きさや形はスイーツをより一層かわいく表現してくれます。

皆さんもカフェやケーキの上にのったお花を見たことがありませんか? 今回は、食べられる花屋「EDIBLE GARDEN」さんの協力のもと、一つ一つの食用花をまるで図鑑のように1個ずつ丁寧に解説していきます!

前代未聞の企画。まずは香り高き食べられるバラ「Nobel Rose」

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まずは、新進気鋭の食用バラのブランド「Nobel Rose」の「イブピアッチェ」「ルージュロワイヤル」「トワパルファン」「フリージア」「オーバーナイトセンセーション」の5種。いずれも香り高さが魅力です。食べられる花屋「EDIBLE GARDEN」と株式会社丸和製作所が共同で開発。

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無農薬栽培が非常に難しいとされる香り高い食用バラ。それを植物工場で、農薬不使用かつ通年で栽培する技術を確立。「オーバーナイトセンセーション」は香り高い既成のバラよりも価格を2/3にできたんだとか。星つきレストランをはじめとする多くのトップクリエイターが使用しています。

島根初。トップシェフ達に愛される「さ姫」

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続いては、奥出雲薔薇園の「さ姫」。重厚な花弁・強香性・深い紅色が特徴な日本にしかないオリジナル・エディブルローズです。ここの薔薇園を営むのは福間さん。日本一の生産者だといわれるほどで、星つきレストランで愛用される品質と商業ベースに乗る量を栽培する技術を合わせ持った唯一無二の存在です。

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日本のトップシェフ達が愛用するなど、人気の品種。酔うほどにフルーティーな香りは、まるで「大きな花束を連想させるような」ゴージャスな印象。特徴的な香りとフルーツをよりアロマな香りへといざなうため、デザートにも多く使用されます。アイスにしてもとても美味しい薔薇。

香り高きNICO ROSEの「ドラマチックレイン」

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最後に紹介するのは、NICO ROSEの「ドラマチックレイン」。こちらの特徴は、強香性とリーズナブルな価格。花びらの選定や花びらに付着した虫の除去などをカットしているため、お求め安い価格で提供しているんだとか。

レモンのような酸味、ザクロのような旨味、新しい食用花ブランド「Newly」

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まずは2023年3月に「香りやおいしい味」をテーマにしてデビューした新しい食用花ブランドNewlyです。「ベゴニア」「ミニシクラメン」「ストック(一重咲き)」「ストック(八重咲き)」「プリムラ(バラ咲き)」「ゼラニウム」「プリムラジュリアン」をハウス栽培しています。レモンのような酸味があったり、噛んでるうちにザクロのような香り、味わいがあったり、春の訪れを感じるような甘いフローラルな香りがあったりと、個性的な品種を選んで栽培。

「プリムラジュリアン」(写真):甘いフローラルな香りとフワッとした食感

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「ベゴニア」:レモンのような酸味 と肉厚でシャキッとした食感とみずみずしさ

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「ミニシクラメン」:噛んでるうちにザクロのような香りと味わい。肉厚でシャキッとした食感とみずみずしさがあります

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「ゼラニウム」:ハーブのような爽やかな香りとほのかな酸味、 苦味はほぼない味わい

年間で最も受注量が多く人気の「AYUMI」

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続いて、年間でもっとも受注量が多いAYUMI。「ノースポール」「マリーゴールド」「アリッサム」など最近よくカフェやパティスリーでもよく見かける品種が人気。

障がい者福祉施設に設置した植物工場を中心に栽培しています。無菌環境で栽培しているので、一般生細菌の付着数は、微生物規格基準の「1/1,000以下」。洗わずに生菓子で使用可能です。また、収穫後12時間以内に直送するほか「収穫する時間帯」「品質の点検」「梱包」「予冷」「出荷」の5つのプロセスを工夫することで、1週間を超える鮮度保持を実現。

「ノースポール」(写真):ノースポールというカモミールに似た形のエディブルフラワー。「初夏を思わせるたんぽぽに似た様な香り」と「春菊を連想させる味」が感じられます。「野菜のようにシャキッとしたアクセントのある食感」も特徴的です。

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「マリーゴールド」:マリーゴールドというキク科のエディブルフラワーの1種。「白ワイン、ソーヴィニヨン・ブランのような爽やかなアロマ」と「アクセントとして際立つ苦み」を味わえます。彩りとしてだけでなく、味のクリエイションにも活用できる品目です。

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「アリッサム」:アリッサムというアブラナ科の1種。小さく可愛らしい花が特徴的な品目です。「ほのかに甘い香り」と「シャキッとした食感とルッコラのような味わい」が感じられます。

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「ビオラ」:ビオラという最もポピュラーなエディブルフラワーの1種。「バラと相性の良いアロマ」と「ハッカのような清涼感」を味わえます。「”がく”には少しオクラのような粘りが感じられる」ことも特徴です。ビオラはポリフェノールの含有量が非常に多く、スーパーフードとしても期待されています。

長期保存可能なドライタイプのエディブルフラワーブランド「OSHIBANA」

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最後にドライのエディブルフラワーブランドのOSHIBANAです。ハウス栽培をしたエディブルフラワーを手作業で採取し、新鮮な状態でプレスして、さらにドライ加工をしました。特徴は高い加工技術。安定した色を残している他、仕事が丁寧なので見た目も美しい。そして1年以上の保管が可能です。

ドライ加工の押し花は色々な生産者が製造するようになり「花びらの色味が悪い」「プレス加工が甘くてシワになっている」など、品質の低い商品が増えました。食べられる花屋「EDIBLE GARDEN」は、最初に押し花をはじめたパイオニアの生産者と提携し、厳格な規格の下、取り扱っています。市場に出ていないノースポールなどの新しい押し花も完成。

いかがでしたでしょうか? これからお店でエディブルフラワーがのっていたら、ぜひこのページをブックマークして、照らし合わせてみてくださいね。