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【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

1年間、週3日欠かさず通う“超常連”が20人以上──!?

大阪・靱公園近くの雑居ビルにひっそり佇む「cocoo cafe」は、週3日の営業日が3分で満席になる完全予約制のかき氷カフェ。しかもメニューは毎日ガチの“かき氷ガチャ”!再現レシピなし、同じ味は登場しないという…そんな唯一無二のスタイルに、リピーターたちはどっぷり沼落ちしているのだとか。

「誰かを喜ばせたい」──その一心で挑戦を続ける店主・上田さんの、“エンタメ精神”あふれるお店の裏側に迫ります。

一人時間に浸りたくなる。靭公園を望む、週3日だけの“虚空カフェ”

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

大阪・靭本町。ビルの4階にひっそりと構えるのが、完全予約制・週3日営業のかき氷専門店「cocoo cafe」。ここは「カフェ」と聞いてイメージする“誰かと行く場所”とはちょっと違っていて、“自分と向き合う場所”なんです。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

ふわふわのグリーンに囲まれた店内には柔らかな光、そしてどこか旅先のアパートメントに迷い込んだような温かさがあります。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

窓から見えるのは、都会の中にぽっかりと広がる靭公園の木々。カウンター席はすべて外向きに配置されていて、「誰かとおしゃべりするため」ではなく、「自分に還るため」の空間設計。店主の上田さんは「cocoo=虚空」に、“空っぽの時間にこそ意味がある”という想いを込めたそうです。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!
店内には上田さんのコレクション本がずらり!自由に読んでOKだそうです

もともとは普通のカフェとしてランチやコーヒー、お菓子を提供していたこのお店。ある時、店のインテリアとして購入したかき氷機で、試しに作った「コーヒーかき氷」をきっかけにかき氷へシフト。続く「ミックスジュースかき氷」が大ヒットし、奈良の「ひむろしらゆき祭」から声がかかるなど一気に注目を浴びることになったそうです。

その後も「クレームブリュレのかき氷」など、冷たい×熱いというギャップを楽しめるハイブリッド系かき氷を次々と生み出し、メディアにも多数登場。とろ〜り炙られたブリュレが香ばしい“冷たいのにパリッと”なかき氷は、SNSでも話題になり、お店の外には何時間もの列が作られたこともあるそうです。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

中央で見守ってくれるのは、看板犬のウタちゃん(9歳)。赤いワゴンにちょこんと座る姿はまるで絵本のワンシーンみたい。ここでは深呼吸してから、スプーンを握るのが正解かもしれません。

一度きりのかき氷を体験!リアルガチャのような中毒性がエンタメ感抜群

「今日のかき氷、なにがあるんだろう?」

そんなワクワクとともに訪れる人が絶えないのが「cocoo cafe」のすごさ。メニューは日替わり&非公開。店主・上田さんの“ひらめき”で構成される、完全日替わりのかき氷2種のみです。毎回仕入れでピンときた食材を使うので、まさに“料理はライブ”なんだとか。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

事前にメニューを公開されていないので、内容は「行ってみないとわからない」。なのに、予約は1週間前の受付開始からわずか3分で満席になるほどの人気ぶり!

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

このエンタメ性にハマる人が多く、なんと週3日営業すべてに1年間通い続けた“常連”が20人も!え?週3で1年!?と思わず聞き返しましたが、実際にいるらしいんです…それも20人。もう、愛がすごいですよね。

訪問した日のラインナップは「りんごパイ」と「バニラオレンジ」。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

「りんごパイ」は、マスカルポーネシロップにレモンフロマージュブランマンジェ、爽やかりんごピューレ、パリパリのカダイフ、そしてチョコキャラメルソースという圧巻の構成。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

上からとろ〜っとかかったオレンジ色のソースに、こんがり焼かれた細い麺のようなトッピング(=カダイフ)が立体感を添えて、見た目から芸術的です。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

一方の「バニラオレンジ」は、アングレーズと柑橘のジュレにタロッコオレンジのピューレがたっぷり。鮮やかなビタミンカラーのかき氷の上には、生クリームとふんわり甘いフレンチトースト(しかもカステラ)が乗っていて、スプーンを入れるのがもったいないほどかわいい一皿です。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

ちなみにセットで2,800円(片方miniなら2,500円)。「一度きりかも」「次いつ来られるかわからない」――この“儚さ”が、2種注文の背中を後押ししてくれます(笑)。

過去には「ほうれん草」「トマト」「舞茸マッシュルーム」なんて変わり種も出したそうです。中でも“過去一攻めた”のは「エビフライ」。カクテルシュリンプをペーストにし、パン粉を炒ってまぶし、タルタル風ソースをかけた“まさかのかき氷”。しかも百貨店の催事で出したというのだから、チャレンジ精神が常軌を逸しています。

ちなみに催事でも毎日日替わりで提供しているそうなので、「予約取れない…」という方はぜひチェックしてみてください。cocoo cafeのかき氷は、“今日しか味わえない一杯”でできています。

“また行きたくなる”ではなく、“今しか食べられない”から行く

cocoo cafeのかき氷は“作品”そのもの。でも実は、店主・上田さんが本当にこだわっているのは「かき氷」ではなく、“目の前の誰かを喜ばせること”。その一心で、毎日ちがうレシピを考え、挑戦を重ね、味わったことのない体験を届け続けているんです。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

どのメニューにも共通するのは、「一口目で笑わせる」くらいの意外性と、きちんと“美味しい”という着地。毎回訪れる人の「今日のは何!?」というワクワク感が、エンタメの本質なのかもしれません。

どんなメニューが出てくるかは、当日行ってのお楽しみ。この“リアルガチャ感”も、上田さんが「喜ばせたい」「楽しませたい」からこその演出なのです。週3日の営業、完全予約制、そして一度きりの味…という制限の中で、何よりも自由でクリエイティブな空間が広がっています。

【予約は3分で満席!?】大阪・靱公園の「cocoo cafe(コクウカフェ)」の“非公開日替わりのリアルガチャかき氷”が想像を超えてくる…!

「今度また行こう」ではなく、「次はもう食べられないかも」と思わせる希少性と、“考え抜かれたおふざけ”のバランス。それが、3分で予約が埋まる理由であり、“常連”たちが週3日欠かさず通い続ける理由かもしれません。

「次、どんなかき氷に会えるんだろう?」そんな期待を超えてくる上田さんのエンタメに、あなたもきっとハマるはずです。

About Shop
cocoo cafe
大阪府大阪市西区靭本町2-2-23 センターコート前ビル402
営業時間:[火][土]13:00~19:00、[木]14:00〜19:00
定休日:月曜、水曜、金曜、日曜
Instagram:@cocoocafe

あかざしょうこさん

あかざしょうこ

ウフ。編集スタッフ

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関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。