アイス好きのモデル名和風歌さん(fuuka_nw)の連載も、1年目が終わってついに2年目に突入。前回の記事の続きとなる今回。前回のおさらいをすると、あのサーティワン アイスクリームの本社へ突撃取材。PR担当さんにサーティワン アイスクリーム フレーバー開発の秘話を聞いてきました。
後編となる今回は「サーティワン アイスクリームカレッジ」へ! 東京・目黒のサーティワン アイスクリーム本社にあるトレーニング施設で、中ではいったいどんなことが行われているのか!? 名和風歌さんがトレーニングを体験!?
この日、伺ったのは東京・目黒にあるサーティワン本社のアイスクリームカレッジ。サーティワン アイスクリームは、何でも全国1161店舗の内、直営店は5店舗だけなんだとか。サーティワン アイスクリームの運営は、ほぼフランチャイズとなっているのが特徴的。
そのため本社にあるこの「サーティワン アイスクリームカレッジ」には、北海道から沖縄まで、全国のフランチャイズチェーンからやってきた店長候補生が集まるんだとか。
このカレッジには、実際に新作アイスを含めた全種類のアイスがストックされているという徹底ぶり。
早速名和風歌さんがサーティワン アイスクリームのユニフォームにお着替え!
ちなみにこの制服、カジュアルブランド「ウィゴー(WEGO)」とコラボレーションしたユニフォームで2017年より導入しているんだとか。WEGOが飲食チェーン店のユニフォームを手がけたのはこの時が初めて。
デザインは男女共通で、ピンク、ブルー、ネイビーの3色。アイスクリーム・コーンの刺繍をワンポイントにしたベースボールキャップを組み合わせで、エプロンはサロンタイプ。シャツの袖やサロン、キャップにはコラボロゴがあしらわれています。
それでは実際にこの施設では、どのようなことが行われているのでしょうか?
今回サーティワン アイスクリームカレッジで、お話をしてくださったのはインストラクターの鈴木さん。
Q.この施設では、どんな人が集まってどんなことを実施するのでしょうか?
鈴木さん「このサーティワン アイスクリームカレッジは、技術を学ぶだけではなく全国の店舗の店長になる方の研修としての施設になっています。サーティワン アイスクリームというブランドの歴史、またそのモットーを学ぶこともしますし、座学や利益管理、お客様対応であったり、店長として必要なスキルと知識を学ぶことを大切にしています。」
Q2.社員の方も、練習したりされるのでしょうか?
鈴木さん「入社したときに、中途社員もこちらで実践をします。アイスクリームだけではなく、クレープ焼成器もあるのでそれを含めると約3週間の研修もします。」
名和風歌さんもユニフォームに着替えたところで、トレーナーの鈴木さんの研修がスタート。今回は時間も限られていることもあり、まず教えていただいたのは「スクープ」。皆さんはこの言葉を聞いたことがありますか?
スクープとは、アイスクリームをすくって盛り付ける専用の道具のことと、“すくう動作”の2つの意味があります。
大、中、小の3つのスクープがあり、一番右の小さいものはスモールサイズよりやや小さめの「ポップサイズ」のアイスクリームに使います。真ん中がスモールスクープ、左がレギュラースクープとなっています。これらを使って、アイスクリームを丸くしながらすくっていきます。
スクープにはS字とラウンドという2つの技があり、これらの技を使うことですくった表面のアイスクリームが均等に減っていくようになるんだとか。真ん中をS字スクープで取っていって、その周りをラウンドスクープで表面を均一にしていくイメージ。
なぜそうするか、鈴木さんにお話を聞くとそれぞれのアイスクリームのフレーバーが、それぞれの中の具材やソースが均一に、バランスよくすくえるように必要なことなんだとか。2種類の動きをすることで同じ箇所ばかりをすくわないようにできるそう。
またスクープをする時に、動きのコツとしてはアイスクリームに対して、スクープを90℃にしないといけないこと。そうしないとアイスクリームが丸くならないんだとか。
そして次は力の入れ方。腕全体でスクープする、身体もしっかりいれて、しっかりスクープするのがコツ。上半身をしっかり使っていくのがポイント。
インストラクターさんからの指導を受けて、真剣に挑む名和風歌さん。徐々に慣れていき、この通り!
やり方やオペレーションをたんたんと情報を教えても伝わりにくいと、鈴木さん。“どうしてこの動きなのか”その理由をわかりやすく伝えることを心掛けているんだとか。その他にも鈴木さんにこんな質問をしました。
Q.実際にアイスクリームを盛り付ける時に、意外と難しいことや気を付けることはどんなことでしょうか?
鈴木さん「ラムレーズンですとかマスクメロンといったソフトフレーバーといわれるアイスクリームは、ホッピングシャワーなどと比べてやわらかめなアイスなので、すくうのが難しいです。
そして気を付けている・大切にしていることは“自分がお客さんだとして、このアイスクリームを盛り付けて出されたら嬉しいかどうか”。常にお客さんの立場になって考えることを大事にしています。」
そして最後に名和風歌さんに、今日の感想を聞きました。
名和風歌さん「アイスを丸めたり、ソースがきれいになるようにすくったり、しっかり訓練が必要だと感じました。ダブルは溶けないように手早く動く必要があると思いましたし、それを何気なくこなしている店員の皆様が凄いと感じました。
また制服がとってもかわいくて、ずっと憧れだった店員さんを一日だけでも体験できてよかったです。」
取材・協力/サーティワン アイスクリーム
クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
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