一昨年辺りから。売れっ子パティシエをもって「や、ほんとにサブレだけでこんな売れ方するとは想定してなかった…」と言わしめるほどのトレンドとなっている、サブレ。
もちろんサロン・デュ・ショコラでもサブレ旋風吹き荒れ中。
自分用はもちろん、ギフト用としても大活躍!
会場限定を含めたスイーツマニア注目ブランドを絞りに絞って紹介します!
名称:サロン・デュ・ショコラ2022 東京
会場:伊勢丹新宿店本館6階催物場
会期:Part2 THE ARTISANS 〜最高峰ショコラティエの技〜:2022/1/28-2/3一般会期
入場:一部入場整理券(無料)
時刻:午前10時〜午後8時(各会期最終日のみ午後6時まで)
オンラインショップ:2022/2/2まで
前出の通り、昨今パティシエさんたちも驚くほど今売れているサブレ・クッキー。
(パティシエさんたちが自分の世界観を外箱から中身までこだわって表現しているものに限定)
消費者として、またスイーツライターとして、流行の理由はものすごく色々重なっているとは思うのですが、
などがあるかなと思います。
一過性のトレンドで終わらなかったのは、サブレやクッキーは年齢や性別を問わずに楽しめるため、バレンタイン・ホイワイトデー・母の日・お仕事関連おもたせなどのギフトシーンにもしっかりと定着したからではないかと思っています!
筆者も最近、お祝い等でお気に入りのサブレをギフトにすることが増えましたが、贈られた方からも好評いただくことが多いです!
サロショマニアな友人たちの中でも大人気のバイィさん。
クープ・デュ・モンドで優勝。2017年に自身の店をOPEN。同年C.C.Cで金賞、サロンデュショコラパリでは新人賞。
地元リールを愛する、実力のあるシェフです。
チョコレートも美味しいのですが、実は例年会場限定で販売されているケークを含め「お菓子」がとにかく美味しいと評判。
子供達が楽しめるようにされてるんだろうな…という、少し甘めで、クセになるような味わいが多いと感じています。
今回はグルテンフリーで楽しめる「ショカロン・フランボワーズ」¥3,240 に注目!
日本でグルテンフリーというと米粉が多いですが、ココナッツをベースとしたサブレのような生地で「食感がユニーク」なのだそう。中にはドライフランボワーズが。オンラインではすでに売り切れているので、会場で是非ゲットしたいところ!
世界最高峰のリゾートホテル「オテル・デュ・キャップ エデン=ロック」のショコラティエに就任し2015年には自身のブティックをOPENしたシェフ。
「女性が自分用に買っている」という例が筆者の周りではとても多いシェフです。
今回の「ボワット プティ サフ」¥4,320 はダックワーズ生地のヘーゼルナッツ ビスキュイに、キャラメルを詰めたダークとミルクのチョコレートでコーティングしたもの。
全体に砕いたヘーゼルナッツを散らし、より香ばしく引き立てています。
うっすらピンクのボックスもとても可愛いく、味はお墨付きの人気ぶり!自分へのご褒美にしても良いかも!
自らクーベルチュールを作るなどオリジナリティあふれる研究熱心なシェフ。日本のサロン・デュ・ショコラでもまず顔の思い浮かぶ常連シェフです。
日本でのサブレ旋風の前からサブレなどのお菓子も充実。
会場でお会いしても人柄が良くて、根強いファンが多くて、まず真っ先にベルさんのこれとこれ!という方も多く伺います。
昨年も出されていた「サブレショコラ レ」¥4,860 ですが実は自慢のミルクチョコレートを前回と異なり全面的にコーティングしたのが2022年バージョン!
バターたっぷりサブレにベルさんのミルクチョコ、美味しくないはずがない組み合わせですね!
筆者が「家族に食べ尽くされる!」と覚悟しているのがこちら、「サブレ ヴァニーユ タヒチ デュルセイ」¥3,780。
2007年にMOFを取得の後、屈指の老舗クーベルチュールメーカー「ヴァローナ」の指導員も務めていた同シェフ。日本のサロン・デュ・ショコラでも常連!
今回のサブレは、バターとタヒチの香り豊かなサブレに、デュルセイ(一時期はブロンズチョコレートととも言われキャラメルのような香ばしさとミルキーさが特徴)という「美味しくないわけないじゃない!」と言いたくなるようなサブレ。
デュルセイは香ばしく、ほどよい甘みで乳製品との相性がとにかく良いこともあり、子供にも、苦いものが苦手な人にも大人気なので、「苦いのが苦手な方向け」ギフトには是非チョイスしたい、自分で手に取ったら手が止まらなくなりそう!
イタリアで、イタリアの伝統菓子を、伝統の素材で勝負。
こだわってこだわって、近年受賞ラッシュでもあるユミコサイムラ シェフ。
ショコラもとても美味しいのですが、実はこの「バチディダーマ」¥2,484
は食べだすと、1パック全て手が止まらないキケンすぎるスイーツです!
イタリア、ピヨモンテ特産のI.G.Pヘーゼルナッツをイタリアの無農薬小麦粉生地に練りこみ焼き上げているので、風味と味わいが本当に豊かになるのです。
カフェオレとともに気が付いたら1パック食べきってしまってびっくりするほど美味しいので、是非会場で!(今回会場でのみ出品)
2021年ル ショコラ デュ アッシュ吉川美南店という強力な拠点(カカオ豆選別からスイーツ梱包までを完了できる巨大機器が多数)をオープンさせた辻口シェフ。
新作、マテリアルショコラも大注目なのですが、
取材に訪れた際に筆者が購入し、ベタ惚れしてギフトにも多数贈ったのがこちらの「ショコラブリック」。4個入り¥2,001(ショコラ ノワール・ショコラ オ レ・フリュイ ルージュ・オランジュ×各1個/計4個入)
(8個入り4,001)(ショコラ ノワール・ショコラ オ レ・フリュイ ルージュ・オランジュ・プラリネ・ラムレーズン・カフェ・エピス×各1個/計8個入)
8種類のショコラガナッシュをショコラ オ レでコーティングしたのち
それぞれガナッシュに合わせた別のサブレでサンドしてあります。
筆者のおすすめはカルダモンやシナモンなどのスパイスを使ったショコラ オ レ ガナッシュにスペキュロスプラリネサブレを合わせた「エピス」
「ラムレーズン」にはラムレーズンを刻み入れたノワールショコラ オ レのガナッシュにカシスとショコラのマーブルサブレなど流石の組み合わせ。
片手で食べられ、1つずつ小箱に包まれているので、何人かでシェアしたいビジネスのおもたせなどでも活躍する一品です!
すでにコロナ禍にあった2021年日本のサロン・デュ・ショコラに初登場したシェフ。
当時の取材でバイヤーが「渡航ができないので、過去の取材ノートを一から見直し、酪農系の素材が美味しい地方に注目し、見つけてお願いした」
「チョコレートへもこだわりが強く、パティスリーとショコラトリーをどちら持っている」とおっしゃっていたのが印象に残っているシェフです。
筆者もショコラ他いくつか購入し味わいましたが、どれもノルマンディの素材の良さを存分に生かしていて美味しかった!
今年筆者が注目しているのが、ヘーゼルナッツサブレの上に、ヘーゼルナッツジャンドゥージャ、薄いパレ型チョコレートという、3層サブレ「サブレジャンドゥージャ」¥3,880
ヘーゼルナッツがお気に入り素材だということなので、楽しみにしています。
2020年に初登場したトゥルビヨン バイ ヤン ブリス。
サクッとしたサブレに渦巻き(トゥルビヨン)デザインのパレ型ショコラ(中はフィリング)を組み合わせた可愛さに反してかなり手の込んだサブレでありチョコレート菓子「サブレトゥルビヨン」¥2,700。
フィリングはそれぞれ異なり、ダークチョコレートにはヘーゼルナッツプラリネ、黄色はエキゾチックフルーツコンフィ、ミルクチョコレートにはアーモンドプラリネ、ピンクにはストロベリーコンフィだそう。
可愛らしさを生かせるクリアのボックスなので、自分用はもちろん女性へのギフトにも良さそう!
書いているだけで夜中にお腹が減ってきてしまいました!
やはりショコラとは少し異なり、「大人でも子供でも、ホッとするような美味しさ」があるサブレやクッキー。
ビジュアルもおしゃれだったり、可愛かったりと「自分用だけでなくギフト用にも活用しやすい」のが嬉しいところ。
サロン・デュ・ショコラに登場するのは超一流の「美味しいのが当たり前」なシェフたち。
少し多めに買っておいて、自分用、ギフト用、活用してみるのがおすすめです!
azuma(蒼蓮)
チョコレートと日本酒のライター
チョコレートが好きすぎて、仏ショコラティエブランディングにも携わっていた、チョコレートエキスパート・日本酒唎酒師資格他を持つスイーツ系ママライター。
伊勢丹新宿公式サポーターイセタニスタ他(@azuma0326)
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