チーズケーキ部
2021.11.24

本格派スパイス・レアチーズケーキを食べるなら「モクシャチャイ中目黒」で！本場インドのスパイス技巧に舌も踊る！！

スパイスを使ったチーズケーキは、「ピリリとしたスパイスの刺激と、チーズのしっとりとした食感のコントラストが新鮮で病みつきになる！」と、いま巷で話題を呼んでいます。

今回紹介するチャイ専門店「モクシャチャイ」の作るレアチーズケーキは、本場インドの味を知り尽くした店主、大久保さんがパティシエと共に考案した本気のチーズケーキです。インド×日本の味を実現するチャイとチーズケーキに隠された“スパイス”の秘密を聞いてきましたよ！！

一口でわかる、本場チャイの味。エネルギッシュなインドを味覚から味わう

2019年、中目黒にオープンしたばかりの「モクシャチャイ」は本格派のチャイが飲めるお店として知られています。その理由は、インド人の父と日本人の母をもつ大久保さんがお店で出すチャイの調合を全て務めているから。

「幼いころ、毎朝父が母に向けてチャイを作っている姿を見ていました。その日の体調によってスパイスの調合を変えていて、そういう風景に他者への愛みたいなものを幼いながらに感じていたんです。」そう語る大久保さんの出すチャイはスパイスをアッサムティーと一緒に煮出して作っているそう。今まで飲んできたチャイとは全く違う味に驚きです。

インド＝映画「きっとうまくいく」の作られた国。くらいしか知らないインドに対して浅識な私ですが、イメージ通りの“エネルギッシュなパワー”が味覚からすごく伝わってきて、気が付けばインドの魅力に落ちていました。

スパイス・レアチーズケーキの刺激的な味は正にインド映画！踊りだしたくなる味の魅力

レアチーズケーキには6種類ものスパイスが使用されています。

一口食べた時の感想は、“不思議！でも嫌いじゃないぞ。むしろこういう刺激を求めていた！”という美味しさに感動！チーズの滑らかな舌触りに、私たちにも馴染み深いシナモンとスパイスの女王カルダモンの芳香が仲良く登場して踊りだします。この時点でお口の中はもうインド映画状態！

ブラックペッパーがかかった後方部分に差し掛かると、スパイスのピリッとした刺激がはっきりと感じられて、最後まで食べるのが楽しいレアチーズケーキです。

レアチーズケーキに使用されている土台はParle-G（パール・ジー）というインドではだれもが知る超人気ビスケット。世界で一番売れているビスケットでもあります。材料に卵や食用油脂が使用されていないのでヘルシーです。どこにでも売っていて、安価で、老若男女から愛されるお菓子は、まさにインドの「ビスコ」です。そういえば、見た目も似ている。

レアチーズのなかでは、しっとりとしたビスケットがホロホロとした食感を生み出します。

チャイとケーキでスパイスに陶酔。スパイスの力で寒い日でもぽっかぽか

レアチーズケーキを食べるときにおすすめされたドリンクはアールグレイかダージリン。理由は、レアチーズケーキとチャイのスパイス同士がぶつかって、味を打ち消してしまうからだそうです。取材時は「いや、チャイ専門店に来たらチャイを飲みたいじゃん！」と忠告に逆らいチャイとレアチーズケーキを注文してしまいました。笑

食べ進めると、確かに舌がスパイスの刺激に慣れたなと感じる瞬間が来ますが、インドの文化に全身が慣れてきたとも言える。

実際に、食べていてブラックペーパーの味や、さまざまなスパイスの違いを感じ取れるようになった気がします。

そして、なんだか体がポカポカします。「それは、スパイスの効能かもしれません。調味料であり、漢方同様くすりでもありますから。」そう言って、使用されているスパイスの特徴と効力を説明してくれる大久保さん。スパイスに関する知見の広さにびっくりです。