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2024年大流行するかも?「フラン」とは?フラン専門店「PAQUET MONTÉ」(パケモンテ)が2月OPEN

2024年大流行するかも?「フラン」とは?フラン専門店「PAQUET MONTÉ」(パケモンテ)が2月OPEN

ライターの坂本リエです。

「ちょっとよそゆきのフランスおやつ」をコンセプトに、日本初・世界初のフランスの伝統菓子フラン·パティシエ専門店「PAQUET MONTÉ(パケモンテ)」が東京・代々木公園に2024年2月1日にグランドオープンしました。
同エリアには「ちょっとよそゆきの朝ごはん」を提供する姉妹店のカフェ「プルミエメ」があります。 さっそくご紹介します。

⽇仏の架け橋となるブランドを目指す ⁡

⁡代々木公園駅から徒歩約5分。
住宅街を進むとまるで隠れ家のように佇んでいます。
グランドオープンを待っていたかのように長い列ができていました。 ⁡

今回はオーナーのsuzuさんからお話を伺えました。

Q.なぜフラン専門店を始めようと思ったのですか。
「フランスの国民的おやつでありながら日本人がほとんど知らないフランを作りたいと思いました。
2022年12月にフランをやろうとシェフパティシエの本田珠美さんと意気投合し、 2023年2月にフランスへ視察、2023年7月に伊勢丹新宿店にて先行発売しました。
2024年1月にプレオープンし、2月1日にグランドオープンしました。

先行発売時より材料をグレードアップし、無添加にこだわりました。
素材本来の天然カラーを活かし、オリジナルの定番フランのほか季節限定フランを3種とグルテンフリーのフランも土日数量限定で発売します。

商品と同様、「コントラスト」をコンセプトに、1階はピンクを基調とし、スタンディングで楽しむイートイン席となっています。

2階はグリーンを基調とした食事とデザートのフランプレートを楽しめるプライベートルームを併設しています。

店外にはドッグリードフック付きベンチを備え、さまざまなお客様のシーンに対応いたします。」(suzuさん)

Q.フランのこだわりを教えてください。

「フランとは、タルト生地にカスタードに似たフラン液を流し込み焼き上げたものです。
パケモンテでは、特殊技法を用いた多層からなる筒状のパイ生地にフラン液を流し込んで焼きあげ、 外はパリサク中はプルトロの2つの食感のコントラストを実現しました。

宮崎産の養鶏場直送 の新鮮 で濃厚な卵、フランス産発酵バター、バニラビーンズ、オリジナルブレンドの粉 、ゲランドの塩など素材を厳選して使っています。
パイ生地には4日間、フラン液には2日間の手間暇をかけていることがおいしさの秘訣です。」(suzuさん)

今までに食べたことない食感を一度に楽しめる

1つずつご紹介します。

1つめは定番のバニラ。
パケモンテオリジナルの定番のフラン・パティシエです。
長崎産の養鶏場直送の卵と鞘(さや)ごと使うバニラビーンズの香りが広がります。
まずはお試しいただきたいと話すsuzuさん。

ぷるぷるとした硬めのしっかりとしたクリームがぎっしり!
コクのある卵とバニラビーンズ香る風味が口の中でとろけます。
ザクザクとした折パイ生地と底は塩気を効かせた練りパイ生地、最後まで飽きがこない工夫がされていました。

2つめは期間限定のフランボワーズ&レモン。
広島産の防腐剤不使用の果汁と皮を使ったレモンとフランボワーズの2層のフラン生地に自家製ペクチンで炊くフランボワーズジャムを絞り3層に仕立てています。
キュッとする甘酸っぱいフランボワーズジャムがアクセントになっていて、心を奪われました。
素材が終了次第、いちごと柚子を発売予定だそうです。

3つめは2月末限定のチョコレート。
バレンタインに向けてMinimalさんのBean to Barカカオ68%のチョコレートを使っています。
特徴と味わいがダイレクトに味わえるよう甘さを控えて仕上げています。
濃厚なチョコレートはビターで大人な味わいなので、追加可能なバニラアイスが相性抜群です。


4つめは同じく2月末限定のほうれん草。
唯一のお食事系フラン。
冬にしか味わえない群馬産の縮みほうれん草の甘味と鮮やかな天然カラーを活かしています。
ゲランドの塩と隠し味のターメリックで素材の魅力を引き立てています。
追加可能なポーチドエッグがはマストでつけるのをおすすめします。
縮みほうれん草が濃厚で甘みがあります。
そこにとろっとろの卵が加わるとマイルドになります。

最後はグルテンフリー米粉と玄米粉。
京都の朝日製粉所さんの粉を使い、米粉100%のパイを開発。
底には香ばしい玄米粉100%のガレット生地を敷き、定番の香り高いバニラのフラン生地を流し込んで焼き上げます。
全体的にしっとりとしていて塩気のある生地になっています。
グルテンフリーだから罪悪感なく食べられるところが良いですね。

フードロス削減の取り組みとして余材をアップサイクルし、活用

フランを作る際に、余ってしまった生地を菓子として販売し、フードロス削減をしています。

1つめはパルミエ パイ。
フランのまわりの生地にアーモンドクリームとシナモンをくるくる巻き込みフランス産カソナードをまぶして焼き上げています。
オリジナルフォルムのフランス菓子パルミエ。
さっくりとしてほんのり香るシナモンが上品です。
帽子のように膨らみがあるものはラッキーなんだとか…♪

2つめはグルテンフリーの米粉ショコラ サブレ。
卵白と京都産きぬひかりの米粉のグルテンフリーなチョコレート菓子。
MinimalさんのBean to Barのカカオ68%のチョコレートを合わせています。
メレンゲよりもしっかりとした食感、口の中に入れるとしゅわ〜っと溶けてなくなりました。
今までに食べたことがない新食感です。

最後はチーズ クラッカー。
唯一のおつまみ系焼き菓子。
フランの底生地にイタリア産グラナパダーノチーズ・シチリア産のドライオレガノを混ぜ込み焼き上げています。
風味と香りがとてもよく無限に止まらないおいしさです。

テイクアウトすると、パッケージがかわいらしい。
フランス伝統の三角包み「パケモンテ」は本場でも見られないそうです。
見た目がかわいいだけでなく、紙と紐だけで持ち運べるエコロジカルな立体構造となっています。

さらに、ロンドンで出会ったゴールドのカップからインスピレーションを得た、シルバーのロゴ入りオリジナルカップにもこだわってていると話していました。

日本で味わえるところがまだまだ少ないフランを、ぜひパケモンテででお楽しみください。

About Shop
PAQUET MONTÉ(パケモンテ)
東京都渋谷区代々木5-38-13
営業時間:10:00-19:00 (イートイン/ドリンクラストオーダー18:00)
定休日:火曜・水曜(※祝日は営業)
paquetmonte_tokyo

坂本リエさん

坂本リエ

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主婦誌「サンキュ!」オンラインで記事を執筆ほか、「saitaPLUS」などでレシピ提案も行う。パンライターとして活躍する傍ら、子育てに奮闘するママ。インスタグラムのアカウントは(@r11echan