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予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

予約・入手困難なお菓子の世界vol.4。食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

予約・入手困難なお菓子の世界がついにvol.4に!

今回はなんと、日本のアート界を代表する“村上隆”さん手掛ける「となりの開花堂」の“入手困難”なクッキー缶の魅力についてご紹介します。

販売開始直後、すぐに売り切れになってしまう、“噂のクッキー缶”。

アートのように楽しんでもらえるよう、ufu.では美しい歴代クッキー缶の写真を並べてみました。“食べるアート”の世界を、是非写真と共にお楽しみください。

「Bar Zingaro」から生まれ変わった「となりの開花堂」

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3。食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

コロナウイルスの影響で閉店してしまいましたが、連日大盛況だった中野ブロードウェイの「Bar Zingaro」。ここは、「となりの開花堂」の前身であり、中野ブロードウェイの中の4番目のカイカイキキの直営店舗として、2014年誕生しました。

ここは“村上隆”さんの作品を実際に飾っており、東京を旅行・観光中のファンの方が、東京に観光旅行中に村上の本物の作品と一緒に写真が撮れたり、東京で最も面白い観光地、中野ブロードウェイに遊びにきて、一息入れる場所としての存在意義がありました。

しかしコロナウイルスのまん延で、その体験するための旅が先ず出来ない!
ならば旅の体験をこちらから送付できるようなサービスに切り替えねば!
と、コンセプトを”お土産で旅するアート”へシフトし、「Bar Zingaro」はカフェから製菓製造になって「となりの開花堂」に生まれ変わりました。

クッキー缶が出来た経緯とは。

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3。食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

スタッフの一人がクッキーの作り方を知っていたそうで、キッチンの裏で“お花”の絵が描かれたクッキーを作っていたそうです。

それを試しに販売してみたところ、沢山のファンに大盛況で、商品化し、クッキー缶が出来ました。

これまで5回ほどクッキー缶を販売していますが、開始直後に売り切れが続き、多くのファンから再販についての問い合わせが連日届いたそうです。

それから一年ほどの時間を費やし、もっと多くのファンに喜んでもらうため、クッキーの工場が設立されました。これまでよりも個数を量産できるようになったそうです。

では、早速その噂のクッキー缶について、中身をみていきましょう。

“お花の親子の紫陽花クッキー缶”

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

梅雨の時期に因んで発売された、日本の四季を感じられる配色豊かな紫陽花のクッキー缶。

この前のシリーズで4月頃に、お花見クッキー缶も発売されており、春から夏への季節感も感じさせてくれます。

ブルーの紫陽花のクッキーのフレーバーは、「青色の紅茶」で流行の「バタフライピー」を使っています。紫陽花の色に合わせて淡い青色を表現し、さっぱりとしたレモン風味に仕上げられています。

ピンクの紫陽花は「ラズベリー」、紫がかった紫陽花は「紫芋白あん」フレーバーだそうです。(このクッキー缶の紫陽花のキャラクターは、今回新しく仲間入りしました。)

“お花の親子の七夕クッキー缶”

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

七夕の飾りが全体的にあしらわれた、七夕クッキー缶。

下には色とりどりの“お花”のクッキーが埋まっているそうで、「開花堂」とお店の名前が記された短冊クッキーも上に乗っています。

笹の葉、お星さまのクッキーもあり、「楽しくお召し上がりいただけますように」と願いを込めてデザインしたそうです。

因みにこのお星さまのクッキーのフレーバーは、「マンゴー」フレーバーでジューシーな味わい。表情が3つとも違うので、どれから食べようか迷ってしまいます。

“お花のクッキー缶(夏)M・L”

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

M缶では18種類、L缶では15種類のフレーバーが楽しめるクッキー缶。

L缶のみ新味の「アカベ」というフレーバーが含まれており、テキーラの原料から作られたそうです。このフレーバーが生まれたきっかけは、“村上隆”さんからの要望で、「もっと白くしたい。」という意見から生まれたフレーバーだそうです。癖のない天然の甘さが楽しめます。

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

“Murakami.Flowersクッキー缶”

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

電子証明の仕組みを使ったデジタルのNFTアート。そこから誕生したアイコニックなニューフェイスのドットフラワー。

NFTとは、ノン・ファンジブル・トークンという意味の略で、唯一無二のデジタル作品を意味するそうです。新しい価値観のもと生まれた、新しい“村上隆”さんのアートプロジェクト「Murakami.Flowers」(ムラカミ・ドット・フラワーズ)。

大きな“お花”を囲んでいるライトブルーのクッキーは、「ミント」フレーバーで、噛めば噛むほど爽やかな風味が広がります。

新しい挑戦をし続ける“村上隆”さんの作品から、今後も目を離せません。

新しいデザインを作るときのインスピレーションとは。

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

クッキー缶を一つのアート作品だと考え、全体的にカラフルなイメージを目指し、配色を大事にしながら新しいデザインが考えられています。

デザインは基本的にキャラクターをベースにし、季節感を加味しパティシエさんが“村上隆”さんにプレゼンするときもあれば、“村上隆”さん本人がデザインするときもあるそうです。

包み紙には、こんな模様が。

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。
予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

手書き風のデザインで、サツマイモやチャイ、カカオ、ココナッツ…すべてクッキー缶に含まれているフレーバーで、とても色鮮やかでかわいいです。クッキーになっている“お花”の絵もあります。

About Shop
となりの開花堂
公式ホームページはこちら
公式インスタグラムはこちら

「となりの開花堂」の公式ホームページから、購入が出来ます。
公式インスタグラムで発売時期などをチェックすることも忘れずに!

予約・入手困難なお菓子の世界vol.3食べるアートの世界「となりの開花堂」のクッキーの正体とは。

絵だけでなく様々な方向から、ファンを楽しませてくれる“村上隆”さん。今現在はクッキーのみの販売ですが、今後は他のお菓子でも製造を考えているそうです。

今後も、楽しみで待ちきれません。毎回すぐに売り切れてしまうため、頻繁にチェックすることが、ゲットの近道だと思います。

「予約・入手困難なお菓子の世界vol.4」はまだ続き、次は“お花”がいっぱいのクッキーの工場に潜入します。お楽しみに!

Photo/Masahiro Noguchi