昨今のハイエンドなクレープブームの先駆けとなった、2014年創業の店「PÄRLA(パーラ)」。従来のイメージよりも高級なクレープが、10年以上愛され続ける理由とは?
絶品のメニューに込められたこだわりやお酒とクレープを合わせる理由、力強いお店の想いに迫ります。
※数店舗あり、店舗ごとにメニューのラインアップや内容は異なります
PÄRLAは現在、外苑前・銀座・東京駅と都内3か所に店舗を展開。1号店である外苑前店は、国立競技場のすぐ近くに。取締役の林さんと行きつけのビストロのシェフが「手持ちのクレープを、レストランで普段使っている素材で作ったらどうなるんだろう?」と考えたところから、このお店が生まれたのだそう。
ラム酒とナッツを使った生地や高脂肪でリッチな47%生クリーム、ひと手間加えたトッピングなど、これまでのクレープの印象を覆すメニューは、お店がオープンしてすぐに話題に。お店のクレープを求め、全国から人が訪れます。
お店の一番人気は、つややかなトッピングが目を引く『ピスタチオマスカルポーネ グリオット バニラ蜂蜜』。生クリームのほか、ピスタチオペーストとマスカルポーネを合わせたクリームが使われています。
グリオットチェリーはキルシュ漬けで、ジューシーな果肉から深い甘みが。サクッと軽やかなホワイトチョコクランチもたまらず、何層にも重なる味わいと食感を楽しめます。
トッピングだけでなく、生地にもこれまでにはない感動が。練り込まれたラム酒と皮ごと砕いたナッツにより、焼かれているときから甘い香りがふわっと漂います。
食べた瞬間にナッツと焦がしバターの香ばしさが口いっぱいに広がり、もちっとした食感にびっくり。小麦粉に長野県の契約農家から仕入れる米粉を加えた、唯一無二の仕上がりです。
『SHOT AND CRAPE(ショットラムと生クリームクレープ)』は、の特徴PÄRLAであるお酒×クレープのマリアージュを楽しめるセットメニュー。
お酒とクレープを合わせる発想は、生地にラム酒を使っていることや、アルコ―ルと食事をともに楽しむフレンチのスタイルから。単品でウイスキーやリキュールも用意されており、いろいろなクレープと組み合わせることも可能です。
クレープは生クリームと生地のみの構成で、シンプルな分、素材それぞれの美味しさが引き立ち絶品。47%の生クリームはあえて量を少なめにすることで、コクとまったりした口どけを楽しめつつ、重たくない味わいに!
クレープを楽しんだ後のラム酒は、強烈でクセになる味わい。クリームや生地の甘みがすっと流れていき、美味しい思い出が残ります。
PÄRLAの合言葉は、“EAT SWEETS,& WORK HARDER!(スイーツを食べて、ハードに働こう)”。林さんは「ふらっと立ち寄って、ワンハンドでクレープを楽しめるお店をイメージして立ち上げました」と話します。
林さん
「店のクレープは、“崩すのがもったいない”と慎重に味わってもらうよりは、もっと気軽に、ワイルドに楽しんでもらえるものとして作っています。自分もシェフもビストロのカジュアルな雰囲気が好きで、トッピングも素材をシンプルに活かしつつ、手を加えたものがほとんどです。
メインカラーを黒と金にしているのも、骨太なイメージにして、性別や年齢に関係なく訪れてもらえるクレープ店にしたかったからです。しつこい甘さや脂っぽさをなくすためにお酒を提供している面もあり、ショットバーのように捉えてもらえたら嬉しいですね」
ハイエンドで大人なクレープと飾らないフラットな雰囲気で、多くの人に愛される「PÄRLA」。極上のクレープとお酒で、明日への英気を養っては?
About Shop
PÄRLA(パーラ) 外苑前店
東京都渋谷区神宮前2丁目10-1
営業時間:12:00~20:00
定休日;なし
Instagram:@parla.crepe
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