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パリ「デュカス ・バカラ」にスイーツも充実のガーデンレストランがオープン!

パリ「デュカス ・バカラ」にスイーツも充実のガーデンレストランがオープン!

2024年の秋に、パリ16区の「メゾン バカラ」が全面リニューアル。 フランス料理の巨匠アラン・デュカス氏との本格コラボが実現して、「デュカス・バカラ」として再誕。邸宅全体がアート、クラフツ、ガストロノミーの融合空間へと生まれ変わりました。現地の様子をレポートします。

あのフランス料理の巨匠アラン・デュカス氏とのコラボが実現

パリ「デュカス ・バカラ」にスイーツも充実のガーデンレストランがオープン!

改装の特徴は、現代的なエッセンスと伝統美の融合。エントランスから歩み進めるとステンドグラスによる「光の礼拝堂」など、さまざまな作品が現れます。空間のいたるところで貴重なクリスタル作品に出会えるだけでなく、フラッグシップブティックで買い物を楽しむことも出来ます。

パリ「デュカス ・バカラ」にスイーツも充実のガーデンレストランがオープン!

そして、2025年4月には、邸宅の美しい庭園を活用したガーデンレストラン「ル・ジャルダン」が新たにオープン。こちらは、4月から10月の期間限定営業で、緑あふれるテラス席やバーなど複数の空間を備えています。50席のテラスは、バカラのテーブルウェアとアラン・デュカス氏の美食の哲学が見事に調和し、今パリで最も注目すべき美食スポットと話題になっています。

パリ「デュカス ・バカラ」にスイーツも充実のガーデンレストランがオープン!

こちらは12時から22時のラストオーダーまでノンストップ営業で、ロビン・シュローダー エグゼクティブシェフの料理をアラカルトでオーダー出来るのも嬉しいところ。

お料理で印象的だったのは「トマトとナスのバラ風味」。 艶やかに煮詰められたトマトコンフィと、しっとり炊かれたナスのピュレ。そこにふわりと重なるのは、エディブルローズの香り。ナスを焼いてピューレ状にし、他の材料と混ぜてたフランスの定番惣菜”キャビア・ド・オーベルジーヌ”のアレンジですが、アラン・デュカス氏のエッセンスが取り入らられると、こうも洗練された一皿に。

バカラの芸術と共に頂く贅沢スイーツ

デザートも幾つかオーダーしましたが、どれも食感やビジュアルに遊びがあり、他では出会えないものばかりでした。

パリ「デュカス ・バカラ」にスイーツも充実のガーデンレストランがオープン!

「フランボワーズ、チア・オ・レ・ココ」は、爽やかなフランボワーズと、プチプチとしたチアシードの食感、そしてココナッツミルクのまろやかさが三位一体に。ナチュラでいて、美しく完成されたひと品。カラダが自然とほっとゆるむ、そんな優しい甘さでした。

パリ「デュカス ・バカラ」にスイーツも充実のガーデンレストランがオープン!

「タルト・フレーズ」は、タルトといってもパイ生地のようにサクサク軽やかな生地の食感が新鮮。カットする直前は、クラシックなシルバーのトレーに載せられていて、本場らしい迫力がありました。真っ赤な断面が美しい苺がビッシリと敷き詰められ、まるで宝石のように輝いていました。

パリ「デュカス ・バカラ」にスイーツも充実のガーデンレストランがオープン!

「ルバーブのクラフティ」は、やわらかく焼かれた生地に、ルバーブの酸味がとろりと溶け込んで爽やかな一皿。そのシンプルさが、素材の美しさを引き立てていますが、どこか懐かしく、どこまでも洗練されていて、まさに“再構築された家庭菓子”でした。

美しい庭園で、自然の恵みを生かした料理やスイーツをバカラの芸術と共に頂く贅沢な時間を過ごしてみませんか?

パリ「デュカス ・バカラ」にスイーツも充実のガーデンレストランがオープン!

About Shop
Jardin-DUCASSE BACCARAT
11 Place des Etats-Unis, 75116 Paris
営業時間:12:00~0:00
定休日:無し
電話:01 84 75 13 15
Instagram:@ducassebaccarat

PROFILE
フードジャーナリスト
岩谷貴美 Takami Iwaya
フードとビューティーのジャーナリスト。雑誌やweb、TV、ラジオなどで活躍するほか、フードコンテストの審査員や、ホテルやカフェのアフタヌーンティー・プロデュースも多数手掛ける。スイーツを1日に20~30品食べることも。Instagram : @takamiiwaya

文章・写真/Takami Iwaya(岩谷 貴美)