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1年に422本パフェを食べたフィンランドのラウラさんから見た「日本のパフェ文化」

フィンランド出身で、日本に住み始めて約10年。TVや各メディアにも登場し、フィンランド大使館にて働く、無類のパフェ好きのラウラさん。

2020年には、422本のパフェを食べ、Instagramのアカウント@laura_finrandoでは、食べたパフェの投稿がたくさん! 

そんなラウラさんに「日本のパフェ」の魅力や文化について、今回インタビューさせていただきました。

実は、パフェは日本独自の文化。海外では「アイスの盛り合わせ」のサンデー

フィンランドのお店「Helsinki」

「そもそも、パフェは日本文化だと思います。カタカナ表記なので、海外のものと思われがちですが、海外には“パフェ”というメニューが存在しないんです。私が日本へ来日して、“パフェ”というものを見て、驚きました。」

「海外、とりわけフィンランドにおいてはパフェに見えるデザートは数多くありますが、アイスを食べるのが目的なので、アイスが主人公のものがほとんど。アイスの量が多く、シンプルな見た目で“アイスクリーム盛り合わせ”という売り方になっているのがほとんどです。」

フィンランドのお店「Rauma」

「これはフィンランドで食べたサンデーです。パフェのようなグラスですが、アイスやソースがいっぱい入っています。フィンランドの場合は
・アイス
・ソース
・生クリーム
・クッキーなどの飾り
などが入っています。

「海外でパルフェで注文すると、アイスケーキのようなアシェットデセールが出てきます」

フィンランドのお店「Jord」のパルフェ

「海外で言葉の『パルフェ』で注文するとアイスケーキのようなアシェットデセールが出てくると思います。写真のような感じです。逆にいうと日本のパフェのようなものが食べたい時は『アイス盛り合わせ』『サンデー』という言葉を使うとそれっぽいものが出てくるんですよ。面白いですよね。」

ここまで、海外におけるパフェの概念について語っていただきました。日本のパフェがいかに独自のものかわかりますよね。続いては、日本のパフェについて。日本のパフェに魅了されたラウラさんが感じた、“海外にはなくて、日本にあるもの”。日本のパフェの凄さを伺いました。

日本のパフェのすごいところ①:バリエーションも多い、まるでアート・芸術

1年に422本パフェを食べたフィンランドのラウラさんから見た「日本のパフェ文化」

「日本人は外国のもの・文化のバリエーションを増やし、もっといいものにどんどんクオリティをあげていくのはとても得意という印象があります。

パフェも、独自の文化としていって発展していき、現在でも多種多様なパフェがあります。とくに驚いたのはその美しさですね。

アートのような層、そしてTOPの盛り付けetc.すべてが魅力的です。とくに一番印象的だったのは、こちらのパフェ。」

「L’atelier à ma façon」(上野毛)
『雪解けの春を待つ水溜りと霜柱の足跡。蕗の薹香るヌガーグラッセと苺 フィンランドのジンと富士吉田山麓の黒文字の香り』

「自然そのものをパフェで表現していることはもちろん、味と香りもまるで雪解けの時期の森なので、さすがだと思いました。」

日本のパフェのすごいところ②:パフェ文化の盛り上がり

「“食”がここまで盛り上がるのは日本だけかもしれないです。インスタでも食べ物の画像が多く(ヨーロッパなどは思い出や人が多い印象)取り分けパフェはすごく人気。日本はサブカルチャーはマイナスなイメージはなく、むしろその分野のプロフェッショナルだなと思いました。」

日本のパフェのすごいところ③:多種多様な和の素材をふんだんに使用

『dessert cafe HACHIDORI』

「例えば、渋谷区にある『emme』さんはびわ・ホワイトアスパラ・カルダモンなどのパフェがあり、写真の『dessert cafe HACHIDORI』さんは3種類の味噌が入っていたり、カレー風味のパフェもありました。美味しさはもちろん発想は涙が出るぐらい感動しました。また、パーツ一個一個丁寧に手作りする、1~10までのプロセスを手を抜かずに取り組むのは日本人らしいと思います。しかも合わせた時に美味しさが倍増しますね」

ラウラさんがパフェにハマったきっかけは、フルーツパーラーのパフェ

1年に422本パフェを食べたフィンランドのラウラさんから見た「日本のパフェ文化」

写真:ラウラさん

「2010年にまだ貧乏な大学生だった時に、バイト先の先輩にご馳走になったのがタカノフルーツパーラーと千疋屋のフルーツパフェ。

フルーツが主役のシンプルなパフェは、世界一美味しいものだと思いました。」

「他にパフェにハマった思い出がいくつかあり、2016年か2017年ぐらいに初めて『Pâtisserie Asako Iwayanagi』に行った時に食べた柑橘と無花果のパフェと『ATELIER KOHTA(アトリエコータ)』で食べた金柑とロゼパフェ。

それまではアイスクリームやコーンフレークのパフェ、もしくはフルーツパーラー系パフェの印象が強かったのですが、パティスリー系パフェに出会い、こんな贅沢なものはないだろうと今でも忘れられない体験でした。」

Profile
Laura(ラウラ)
フィンランド出身。日本歴10年。2020年に食べたパフェ本数は、422本。ライスワークはフィンランド大使館商務部商務官ファッション・ライフスタイル担当。ライフワークはパフェ、サウナ。日本テレビ『世界一受けたい授業』に「ラウラ先生」(2020年3月放送)として出演