【大阪・和泉府中】“ベニエブーム”再来の予感！？童話みたいなスイーツ店「コビトベニエ」

フランス発祥の「ベニエ」というお菓子をご存知ですか？ドーナツに似ているけれど中は空洞で、より軽やかに食べられるのが特徴。揚げたてに粉糖をふりかけて、ふわっと軽くて、どこか懐かしい味わいの揚げ菓子です。そんな「ベニエ」が今、じわじわブームの予感！？そんなことを思わせてくれるスイーツが、大阪・泉大津に専門店として登場しています！

ベニエだけでなく、しっとりもちもち系チュロスなど、乙女心くすぐるラインアップが続々。ちょっとノスタルジックで、ちゃんと美味しい。次にバズるスイーツをチェックしに、お店へ行ってきました。

おとぎ話の世界から飛び出した？泉大津に誕生した“コビトのスイーツ工房”

大阪・泉大津の住宅街に、まるで絵本から飛び出してきたようなスイーツショップがあります。その名も「KOBITO BEIGNET -コビトベニエ-」。2024年11月にオープンしたばかりの、ベニエとチュロスの専門店です。

お店のコンセプトは「コビトたちが作る、とっておきのスイーツ」。ロゴには、小さなコビトがふわっと膨らんだベニエを大事そうに抱えていて、見た瞬間ちょっと笑顔になってしまう可愛さ。

グリーンのテントが目印の外観は、レンガと塗り壁がレトロで優しい雰囲気。扉を開ければ、レモン柄の壁紙やアンティーク風の鏡・時計が迎えてくれる、小さな物語のような空間が広がっています。

店内にはテーブルが2卓とベンチ席があり、4人ほどがイートイン可能。ほっこりとした木の温もりが感じられる店内は、まさに“コビトたちの作業場”をのぞいているような気分になります。外にも小さなベンチがあり、天気のいい日はちょっと腰かけてのんびり過ごすのにもぴったり。基本はテイクアウトと宅配が中心ですが、イートインもOKとのことです。

ところで、なぜベニエ？と店長の中村さんにお伺いすると、オーナーのたっての希望だったそう。ベニエは、少し前に日本でも人気を博したスイーツで、アメリカ・ニューオーリンズ発祥の老舗カフェ「カフェ デュ モンド（Café du Monde）」の日本上陸時に話題になったメニューのひとつ。40代以上の方は「懐かしい！」とわざわざ遠くから訪れることもあるそうです。

オーナーもそんな“ベニエ世代”の一人。飲食店を始めると決めたとき、まず浮かんだのがこのスイーツだったそうです。そして今では、コビトたち（店長さん含めて）が毎日、揚げたてを愛情たっぷりに届けてくれています。

ベニエは6個から!? 軽やか食感でぺろり完食、コビトたちのスイーツマジック

まずは看板メニューの「ベニエ」から。揚げたてを頬張れば、ふんわりとバターの香りが広がります。国産小麦に発酵バターを加えたリッチな生地は、発酵ドーナツのようなもっちり感もありつつ、軽さが段違い。実は中が空洞なので、見た目のボリュームに反して、あっという間に6個完食してしまう人も多いのだとか。

注文は6個から。えっ、多くない？と思ったのもつかの間、運ばれてきたお皿の上のベニエに、自然とテンションが上がります。ふわふわ、さっくり、ほんのり甘くて、罪悪感ゼロの軽やかさ。

粉糖のやさしい甘さに加えて、好みでメープルシロップを追加するのもおすすめ。しかもこのメープル、なんと甘さ・香りの異なる3種類から選べるというこだわりっぷり！選べない時は、ぜひスタッフさんに相談を♡

そしてもう一つの主役、チュロスにも注目。チュロスはなんと11種類も揃っており、詰め合わせセットも販売中。生地は発酵させないタイプで、一般的なチュロスよりも格段にしっとり＆もちもち。パサつき感ゼロの驚き食感に、「え、これ本当にチュロス？」と二度見する人もいるはず。

レシピについて聞くと、店長さんから「すみません、企業秘密なんです」とにっこり。試行錯誤の末にたどり着いた、“コビトたち”の特別な製法だそうです。これはぜひ一度食べてみてほしい…！

さらに、今後は“ベニエ”や“チュロス”と相性抜群の「生クリーム」のトッピングが新登場予定。しかもその生クリームが「めっちゃ美味しくできた！」ということで、勢い余ってクレープまで開発中との噂まで。夏にはソフトクリーム系のメニューも検討中で、これからの展開が楽しみすぎます。

懐かしさと新しさを揚げたてで。コビトたちのスイーツ、見逃し注意！

ベニエにチュロス、生クリームにクレープ…まるで絵本の中の世界から届いたような、コビトたちのスイーツ。どこか懐かしくて、でもちゃんと今っぽい。そんな絶妙なバランスで、甘いもの好きの心をつかんで離しません。

「ベニエ懐かしい〜！」と遠方から訪れる大人世代もいれば、「チュロスのビジュ最高！」とSNSにアップする若者世代も。世代を問わず愛される理由は、“ちゃんと美味しい”があるからでした。

今後は生クリームやソフトクリーム、さらにはクレープまで登場予定。ますます進化する「コビトのスイーツ」が楽しみですね。

About Shop
KOBITO BEIGNET-コビトベニエ-
大阪府泉大津市豊中町2-17-22
営業時間：11:00〜19:00（土曜日のみ18:00まで）
定休日：日曜日、祝日
Instagram：@kobito_beignet

あかざしょうこ

ウフ。編集スタッフ

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関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。