ここ数年、スイーツ界ではヴィーガンやグルテンフリーのお菓子が密かなブームになっています。
ブームと共に、おいしさのレベルも一気に上がってきているのも事実。今回紹介する「CocoChouChou(ココシュシュ)」は長野に店舗を構え、ヴィーガンやグルテンフリーのスイーツを販売しているブランド。オンライン販売でも人気を誇るヒミツを調査してみました!
代表の飯田さおりさんがグルテンフリーかつヴィーガンのスイーツを作ろうと思ったきっかけは、カフェの商品開発をしていたときのこと。卵や乳製品、小麦粉を使わずにお菓子を作れないか、という要望を受けたのがきっかけだそう。
「卵、乳製品、小麦粉はお菓子作りの基本中の基本ですが、同時に重篤なアレルギーにもなりやすい素材です。それらを使わずに、おいしく、誰もが安心して食べられるお菓子を作ることで、多くの人の笑顔につながるのではないかと考えました」
ちなみにブランド名の「CocoChouChou(ココシュシュ)」は、代替食材として活用しているココナッツオイルの「ココ」に、フランス語の「お気に入り」を意味する「シュシュ」を組み合わせたそう。さらに、「多様な悩み(個々種々)」に寄り添うという意味も込められているのだとか。
ブランドの看板メニューのひとつが「ヴィーガン バターサンド」。商品名にバターとありますが、バターは一切使っていないというから驚きです。
「生クリームやバターの代わりにカシューナッツを攪拌して作る自家製の植物性ミルクを使用しています。これによってバターらしいなめらかなコクが実現しました。また、バター特有の発酵感を出すために、白味噌を隠し味として使っています」と飯田さん。
「信州ヴィーガンバターサンド 巨峰&シャインマスカットアソート6個セット」を「ウフ。」編集部員が実食してみました。
バターを使わずにあの濃厚なクリームを作れるのか?という疑いを持ちつつひと口。しっかりとコクがありつつ、とろけるような口どけに驚かされます。しかも、バターよりもくどさがなく、クリームそのものが美味。
クリームの中にある巨峰やシャインマスカットが食感的にもいいアクセントになっています。これがヴィーガン&グルテンフリーだとは、言われなければ全くわかりません。
ちなみにパッケージにも注目です。左側にある長方形のボックスが「ヴィーガン バターサンド」、正方形の3つのパッケージが「ヴィーガン生チョコレート」のもの。やさしいタッチがブランドのイメージとぴったりです。
これらはすべてデザイナーの岡崎由佳さんが手がけているそう。開ける前からワクワクでき、ギフトにもぴったりですね。
「ヴィーガン生チョコレートプレーン」(写真中央)をはじめ、「ヴィーガン生チョコレートアールグレイ」(写真右)、「ヴィーガン生チョコレートマンダリンオレンジ」(写真左)など、全7種類のフレーバーと季節限定フレーバーが発売されています。
イラストが描かれたスリーブをスライドさせ、箱を開くとひと口大にカットされたチョコレートがぎっしりと入っています。
市販のチョコレートには砂糖や乳製品が使われています。生チョコレートとなれば、生クリームやバターがたっぷりと使われているもの。それを一切使わずに、どう濃厚さを表現するのでしょうか?
「こちらもカシューナッツを丁寧に攪拌してつくる、自家製の植物性ミルクを使用しています。甘い香りでなめらかな食感を表現できます。そこにカカオバターを混ぜ合わせることで、濃厚なチョコレートらしさが生まれるんです。また、甘さにはメープルシロップを使っています」と飯田さん。
ひと口食べてみると、しっとりと口の中でとろけていきます。甘さがくどくないのも驚き。
プレーン以外に6種類のフレーバーチョコレートが用意され、さらにバレンタインなどの季節限定フレーバーも登場するのだとか。「ヴィーガン生チョコレート マンダリンオレンジ」はみかんの果実を贅沢につかった生チョコレート。甘酸っぱさとチョコレートの優しい甘さがマッチ。
「ヴィーガン生チョコレート アールグレイ」は、実際の茶葉がチョコレートの表面に。ひと口食べてみると、ベルガモットの香りがふわっと広がります。その余韻がチョコレートと溶け合う、大人向けなチョコレートです。
「CocoChouChou」のスイーツは、これまで乳製品や卵、小麦といったアレルギーでスイーツを食べることができなかった人たちをはじめ、罪悪感なくスイーツを楽しみたい人たちにも大人気だそう。なにより、純粋に“おいしさ”を追求しているため、スイーツ好きなら一度は必食です。オンラインで購入できるので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
About Shop
店名 CocoChouChou(ココシュシュ)
住所 長野県長野市北石堂町1211-1
インスタグラム @Coco ChouChou
サチコ氷
ウフ。編集スタッフ
ファッション誌出身の敏腕編集者。CanCamをはじめ、ファッション誌や児童誌を経て、現在は生活誌を担当。女性メディアの立ち上げも経験しているママ編集者。甘いものが大好きながら、なかなかお店巡りができないのでプチプラスイーツを研究中。
注目記事