
自然と住宅街が調和したベットタウン、千葉県・八千代市。都心まで約40分とアクセスも良くファミリー層に人気のエリア。今回の舞台は、そんな地で2024年にオープンしすでに地元に愛されるパティスリー「ATELIER Y(アトリエ ワイ)」。お店の中に足を踏み入れると、そこには1個ずつアートのように並ぶケーキに焼きっぱなしの焼き菓子など。そしてこの時期はクレープまで堪能できる同店。そんなお店で舵を取る、都内の5つ星ホテルで腕を磨いたという山崎良人シェフを取材してきた。


八千代中央駅から徒歩約4分ほどにある「ATELIER Y(アトリエ ワイ)」。都会の喧騒を忘れるかのような住宅街に佇み、目の前には公園が広がります。
「都内のホテルで働いていましたが、自分でお店をやるなら地元の八千代でオープンしたいと思いこの地にしました」
と話すのは、山崎良人シェフ。

5つ星ホテル「ザ・ペニンシュラ東京」で製菓長を務め、「ジャパンケーキショー」、「内海杯 シャルル・プルースト」などの数々のコンクールで受賞歴がある実力派シェフ。現在は千葉県洋菓子協会で理事を務めているんだとか。


美術館のアートを見に来ているかのような美しく一つ一つ綺麗に並べられたケーキ。テラスと店内にイートイン席を完備し、グレー基調ながらも入りやすいように設計されているのが特長。店名の由来をお聞きすると…

「ATELIER(アトリエ)は“芸術家の作業場”をイメージし、Y(ワイ)は、私のY、八千代のYでもあるためこの店名にしました。ケーキのデザインや置き方は、美術館に並んでいるアートのようなイメージにしています」

イートイン席はオープン当初はなかったそうで、お客さんの声から設置するなど、“ただの町場のケーキ屋”ではなく、ホテル出身の山崎シェフだからできるアットホームなお店作り。高級感がありつつも地元の方に愛される理由がわかります。
フレジェとショートケーキで違ういちごの品種を使うなど、フルーツの素材が一番活きるように作られている「ATELIER Y(アトリエ ワイ)」のケーキ。「お菓子はフルーツありきなので、農園さんに直接行って農園さんの想いを汲み取って素材が活きる組み合わせを一番大切にしている」と山崎シェフは話す。中でもおすすめは…

一つ目は、フロマージュブランのチーズムースにマンゴーやパイナップルのコンポートを入れたムースケーキ。夏に販売して人気で通年販売になったそうで、チーズの風味と柑橘の酸味が心地よい仕立てに。

二つ目は、“よつぼし”といういちごの品種を使った季節限定の「フレジェ」。いちごの甘みと酸味のバランスの良さに加え、濃厚ながらもさっぱりとしたムースリーヌ。いちごの芳醇な香りが余韻に。

三つ目は、特注の窯から作られる「プレミアムロール」。和三盆糖と三温糖をブレンドしたコクのある味わいの生クリーム、はちみつが入ったふわふわのスフレロールが絶妙に混じり合う味わい。

10月~4月まで販売しているクレープ。“クレープも食べたい”とお客さんの声が多く販売を開始したこちら。季節のフルーツを使ったもの、季節感があるもの、変わり種の3種類のラインナップ。

山崎シェフ
「ケーキとは異なり保形が保てないものも入れられるので、そういったところを最大限に生かしています。また発酵バターを焦がし、ディロンのラム酒を最後に加え香り高く仕立てています」
取材時に販売されていた「さくら」は、はちみつ入り酒粕ムースや桜わらび餅などパティスリーならではの構成。そして米粉を入れているそうで、冷やして食べても美味しいのがポイント。

お菓子の美味しさはもちろん、お客さんの声も柔軟に取り入れるなど、ホテルで培われてきたホスピタリティを兼ね備える山崎シェフ。何度も足を運びたくなるシェフの人柄は、これからますます人気になるに違いありません。
About Shop
「ATELIER Y(アトリエ ワイ)」
千葉県八千代市ゆりのき台1丁目11−5 ソフィアグレース八千代
営業時間:11:00~18:00
定休日:水+不定休
公式Instagram:@atelier.y.yoshito

Takuma
ウフ。編集スタッフ
すべてが“本物志向”のスイーツ好き編集者。都内のパティスリーやホテルのカフェを中心に巡り、話題のお店はいち早くチェック。スイーツが好きすぎて、気づけばスイーツメディアの編集部に!
Instagram(@k.takuma.happy)
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