阿倍野区役所すぐ、最寄りは地下鉄「文の里」駅。天王寺から少し南へ足を延ばすと、SNSでじわじわ話題になっている韓国カフェ「YOGI(ヨギ)」があります。オーナーは、10年前に日本に移住してきた韓国人のジョンさん。彼がつくるのは、天使の羽がふわりと乗った「エンジェルクレープロール」や、クロッフルを重ねた“ケーキ型クロッフル”など、かわいさも満足度もとことん追求したスイーツばかり。そんな韓国カフェをチェックしてきました!
阿倍野区役所のすぐ向かい。大通り沿いに見える木とガラスが映えるカフェ「YOGI」は、韓国出身のオーナー・ジョンさんが営む韓国風カフェです。
ハングルで「ここ」を意味する“YOGI”という店名には、「誰かの居場所でありたい」というやさしい想いが込められているのかもしれません。
日本に移住して約10年。神戸でのカフェ経営を経て、現在は阿倍野・花園町・桃谷で3店舗を運営中。店内はどこを切り取ってもフォトジェニックな空間で、ホワイトを基調としたインテリアや、くまやワンちゃんのぬいぐるみがディスプレイされた優しい世界観に包まれています。
「来てくれた人が、スイーツを見て“可愛い”とか“幸せ”と思ってもらえるようにと常に考えています」とジョンさん。メニューの美味しさはもちろん、ここで過ごす時間そのものが価値になる。そんな空間こそが「YOGI」の魅力です。
さらに2階には、自分だけのデコレーションケーキを作れる「ケーキ体験教室」も併設。スポンジやナッペはあらかじめ用意されており、初心者でも安心。
推し活の一環として“推しケーキ”を作ったり、誕生日や記念日に贈る世界でひとつだけのケーキを仕上げたり。スイーツを通して「誰かを想う時間」を形にすることができます。
YOGIに来たら、まずチェックしたいのがこちら。「エンジェルクレープロール」は、クレープ×ロールケーキという人気スイーツ同士を融合させた一品。まあるいフォルムに、天使の羽をイメージしたメレンゲ、トップには星型のメレンゲが飾られ、まるでおとぎ話から飛び出してきたかのような可愛さです。
中にはごろっと大きめにカットされたフルーツがぎっしり!ひと口ごとに違う味わいが楽しめるのも嬉しいポイント。「今はY2Kブームで、ちょっと昔のアイテムやモチーフが人気」とジョンさん。エンジェルやクローバー、ちょっと懐かしい見た目のスイーツを、あえて画質の粗いデジカメで撮るのが“エモい”らしく、店内ではフィルムカメラ風のシャッター音もちらほら。
そして忘れてはいけないのが、YOGIといえば…の「クロッフル」。韓国発のハイブリッドスイーツとして2020年頃にブームになりましたが、ジョンさんは先駆けて提供していたそうです。焼きたてサクサクのクロッフルに、黒糖のコク、キャラメリゼされたバナナとアイス、生クリーム、キャラメルナッツを合わせた贅沢なプレート。見た目のボリュームに反して、最後のひとくちまで飽きずに食べられる軽やかさが魅力です。
さらに特別な日や贈り物にぴったりなのが「クロッフルケーキ」。クロッフルを3段に重ねて、クリームやジャム、クッキーなどを重ねた“映えケーキ”で、透明なボックスにリボンをかけてお渡し。
メッセージは事前予約でジョンさんが手書きしてくれるので、世界にひとつだけのプレゼントに。カラーやリボンのアレンジもできるうえ、全国発送OKというから驚きです。
味はもちろん、見た瞬間に心が躍る。YOGIのスイーツは、そんな体験そのものを提供してくれる存在でした。
エンジェルクレープロールにクロッフル、さらにはクロッフルケーキまで。メインのスイーツだけでなく、色が変わるドリンクやアフォガートなど、カフェメニューもとにかく豊富で、どれもビジュアルが最高。
一品一品に込められたアイデアや、遊び心、そしてお店全体の空気感。「来た人の気分を明るくしたい」――オーナー・ジョンさんのそんな言葉が、すべてを物語っている気がします。
“可愛い”と“美味しい”の両立。その満足感の高さに、きっとあなたも驚くはず。阿倍野に立ち寄ったら、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
About Shop
YOGI
大阪府大阪市阿倍野区松崎町4-2-5 1F
営業時間:11:00〜18:00
定休日:不定休
Instagram:@yogi_cafe_abeno
あかざしょうこ
ウフ。編集スタッフ
関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。
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