みんな大好き!新しいクレープカフェが、上本町にも誕生しました。「クマの手カフェ」で人気を集めたユニークな世界観を引き継ぎながら、15種類以上のクレープを楽しめる「kumano te crepe(クマノテクレープ)」です。秋限定の無花果やマスカットのクレープをはじめ、甘い系からおかず系まで幅広いラインナップで、日常的に“癒しと美味しさ”を届けてくれるお店を早速チェック!もちろん、“クマの手”にも癒されてきました。
2025年8月10日、大阪・上本町に「kumano te crepe(クマノテクレープ)」がオープンしました。場所は、話題になった「クマの手カフェ」と同じビルの5階。地下鉄谷町九丁目駅や近鉄大阪上本町駅からもアクセスしやすく、都会の真ん中でちょっと不思議で可愛い体験ができるお店です。
クマの手カフェといえば、壁の穴から“クマの手”で商品を受け渡すスタイルがSNSで大人気になったスポット。「対面接客が苦手な人も安心できる職場を」という想いから始まったカフェでしたが、その発想を引き継いで誕生したのがこのクレープ屋さん。
ビルの5階に上がると、ナチュラルテイストで広めの空間が広がり、まるで森の中に迷い込んだような癒しの雰囲気。自然音のBGMが流れ、窓側のカウンターはひとり時間にもぴったり。友達同士や親子での来店もしやすいウェルカムなムードです。
一角にはオープンキッチンのクレープ台。目の前で焼き上がる姿にワクワクが止まりません。「クレープもクマの手で?」とよく聞かれるそうですが(笑)、そこはちゃんと店員さんが素敵な笑顔で焼いてくれます。とはいえ5階にも“あの穴”は健在で、ドリンクはクマの手から受け取れる仕掛け。しかもクレープとセットで注文すれば100円引き。
商品を受け取った後には、もふもふの手と握手したり手を振り合ったり…実際に体験してみると、思った以上に心がほぐれてしまいました。言葉はなくても、ぬいぐるみのような手から伝わる“癒し”は本物。
日常的にクレープを楽しんでほしい――そんな優しい想いが詰まった「kumano te crepe」。ここでしか味わえないユニークさと心地よさを、ぜひ体験してみてください。
まずは季節限定の2種類をいただきました。秋の訪れを感じる「無花果のクレープ」と「マスカットのクレープ」です。
無花果は、自家製のアールグレイクリームと合わせて大人っぽい味わいに。茶葉を粉砕して混ぜ込んだ香り高いクリームに、爽やかなカシスジャムがアクセント。たっぷりのジューシーな無花果を炙って香ばしさをプラスし、生ハムがほんの少し添えられているのも意外性があって楽しい。ひと口目は“おかず感覚”、食べ進めるとデザートへと変化していく「2度美味しい」クレープでした。
マスカットの方は、クリームチーズをベースにすっきり仕上げた一品。甘さ控えめでマスカット本来のジューシーさを存分に味わえます。シンプルなのに贅沢で、皮ごと食べられるシャインマスカットならではのパリッとした食感も心地よく、後味がすっきりしているのでぺろりと食べられました。
そして気になるのは、定番&おかず系のラインナップ。カルピスバターと沖縄産きび砂糖を使った「シュガーバター」(550円)は、店長の「日常的に楽しんでほしい」という想いが込められた一番人気!
ほかにも「自家製塩ビターキャラメル」や「北海道産あずきバター生クリーム」、おかず系では「生ハムマルゲリータ」や「まさかのお好み焼きクレープ」まで、シーンや気分に合わせて選べる15種類ほどのクレープが。どれも1000円以下の価格設定で、これなら何度でも通いたくなりますよね。
今回訪れた「kumano te crepe」は、ただクレープを食べるだけでなく“癒し”の体験も一緒に届けてくれる場所でした。
店長は、生粋のお菓子好き。今後はクレープに使う自家製クリームを活かして、プチシュークリームや焼き菓子なども作っていきたいのだとか。「美味しいものを届けたい!」という純粋な想いがまっすぐ伝わってきて、これからの進化にも期待が高まります。
「特別な日じゃなくても、気軽にクレープを楽しんでほしい」——そんな優しい気持ちがぎゅっと詰まったお店。上本町で癒しと美味しさを求めるなら、ぜひ訪れてみてください。
About Shop
kumano te crepe
大阪府大阪市中央区上本町西5-3-11 5F
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
Instagram:@kumano_te_crepe
あかざしょうこ
ウフ。編集スタッフ
関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。
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