ufu(ウフ)スイーツがないと始まらない。
シンガーソングライターからあんバターマニアへ。異例の転身で「好き」で成功した人気YouTuber「うさもぐ」特別インタビュー

シンガーソングライターからあんバターマニアへ。異例の転身で「好き」で成功した人気YouTuber「うさもぐ」特別インタビュー

あんバター研究家であんバターの沼にはまり、これまでに訪れたあんバターのお店は1000店舗。食べたあんバターの数は約2000個。SNSのフォロワーは、合計18万人のインフルエンサーでもある「うさもぐ」さん。その明るいキャラクターと、「あんバター」への愛のこもったコンテンツでファンも多く、老若男女問わず人気のあるうさもぐさんを今回インタビュー。あんバター愛の始まりと、これからについてお話を伺ってきました。

「つぶあんが苦手だった」衝撃の過去と「好き」の始まり

シンガーソングライターからあんバターマニアへ。異例の転身で「好き」で成功した人気YouTuber「うさもぐ」特別インタビュー

Q.あんバターにハマったきっかけを教えてください。

うさもぐ「あんことバターで言うと、バター好きから始まりました。もともとお菓子というより、マーガリンとかバターをトーストに塗るのが凄く好きで、幼少期はバターを丸ごと食べているかのようにモリモリに盛って食べるのが好きでした。

そして実はこしあんは好きでしたが、つぶあんが好きじゃなかったんです(笑)。」

Q.嫌いだったんですか? そこからなぜあんバターの世界に!? つぶあんのお菓子も多かったと思いますが。

うさもぐ「きっかけは大阪旅行に行ったときです。2019年(6年半前)の5月にお友達と大阪旅行で『talo coffee』というお店へ行きました。もともと旅行と食べることが好きだから、美味しい店を事前にリサーチしていて。#大阪カフェや#モーニングで検索し出てきたのが『talo coffee』。ミーハーな気持ちでこのお店へ行きました。そのお店で初めてあんバターというものを食べました。一口食べて『こんなに美味しいものがあるんだ』と衝撃を受けたのを今でも覚えています。写真は、その当時の『talo coffee』のあんバタートースト。

大阪にあんバターが美味しい店があるのなら、東京にもたくさんあるのではないか?と思い、東京で色々なお店に行き始めました。

シンガーソングライターからあんバターマニアへ。異例の転身で「好き」で成功した人気YouTuber「うさもぐ」特別インタビュー

最初は備忘録としてインスタグラムに行ったお店の投稿をしていました。その当時はあんバターに特化したインスタグラムを日本でやっている人は多くはなく、ちょうど韓国であんバターが流行り始めていた時期でした。もしかしてあんバターで投稿したら投稿が伸びたりするかな?みたいな淡い気持ちもありましたが、一番は食べた時の感想や喜びを書きたかったのと、またあんバターを食べたい!という意欲のために続けていました。」

シンガーソングライターからあんバター研究家に

シンガーソングライターからあんバターマニアへ。異例の転身で「好き」で成功した人気YouTuber「うさもぐ」特別インタビュー

最初は趣味として。当時メインで活動していたシンガーソングライターとしての活動から、なぜあんバター研究家へ? お話を伺うと……。

うさもぐ「コロナの影響で通っていた好きなお店が潰れてしまい、何か私にも飲食業界を盛り上げるお手伝いができないかな?と思ったことがきっかけです。またコロナ禍で音楽活動ができなくなったタイミングであんバターの投稿が伸び始め、当時お世話になっていた事務所にもあんバター研究家としての活動をおしていったらどうか?と言われて、YouTubeを始めることにしたんです。

YouTubeも、最初は手探りで一人で編集から撮影もしました。最初はモチベーションを保つのが大変で、まんねり化もしちゃいますし、再生数も爆発的に伸びるというよりも、じわじわ伸びるタイプでした。

ただ、美味しいものを食べられる幸せな気持ちと、いつもコメントくださる方に凄く救われました。その人たちのおかげで続けられていると思います。

シンガーソングライターからあんバターマニアへ。異例の転身で「好き」で成功した人気YouTuber「うさもぐ」特別インタビュー

『YouTubeや投稿を見て、お店へ行ってきました!』、『凄く美味しかった』と言われると、とても嬉しくて、喜んでくださる皆さんのためにも、これからも活動を続けていきたいなと思っています。

またイベントなど、リアルの場でみんなに会うことがまた頑張ろうと思えるモチベーションになっています。」

うさもぐさんが語る「美味しいあんこ」「美味しいバター」」とは?

シンガーソングライターからあんバターマニアへ。異例の転身で「好き」で成功した人気YouTuber「うさもぐ」特別インタビュー

数多くのあんバターを食べてきたうさもぐさん。美味しいと思う“あんこ”と“バター”を伺ってみました。

うさもぐ「美味しいと思うあんこは、つぶあんで小豆本来の甘さが引き立っているものが好きです。お砂糖は控えめで、甘みよりも小豆の風味がひきたっているものが美味しいと思います。最近だと、長崎県・佐世保市のベーカリーコッペさんのあんバターが美味しくて、凄く感動しました。

バターは、断然有塩派です! 私の中であんバターの美味しさって『甘じょっぱさ』だと思うんです。塩味がある方が小豆の本来の香りも引き立つし、有塩バターが一番合うと思っています。あと、発酵バターが大好きでイチオシがフランスの『イズニ―バター』。手軽で買えるものだと『よつ葉バター』。基本的には黄色っぽいバターよりも白っぽいバターが好きですね。

他にもあんバターだけではなく、スイーツも投稿していて特にショートケーキやバスクチーズケーキが好きです。和菓子の美味しさに気づいて、どら焼きにも凄くハマっています。どら焼きは旅行先で必ず探して買いにいきますね。」

「世界に日本のあんバターを!」

シンガーソングライターからあんバターマニアへ。異例の転身で「好き」で成功した人気YouTuber「うさもぐ」特別インタビュー

最後に、精力的に活動をするうさもぐさんに今後の目標を伺いました。

うさもぐ「あんバターに飽きる瞬間は一回もなくて、このあんバターの魅力をゆくゆくは世界に発信していきたいと思っています。ミスタードーナツやマクドナルドホールディングスなど、有名外食チェーン店があんバターを取り入れたメニューをやっていて、日本でのあんバターの魅力や一般的な認知はだいぶ浸透したと思っています。

一方で欧米の人たちからすると、甘い豆に馴染みのない方も多くて。きっと甘じょっぱいあんバターなら、外国人も食べられるんじゃないか?と思っています。いつかはYouTubeにも翻訳をつけて、外国の方向けにも動画発信していけたらと思っています。」

Photo&Writing/坂井勇太朗(ufu.編集長)