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Blanche(ブランシェ)のスイーツ

【兵庫・武庫之荘】スイーツ通が通う!?「Blanche(ブランシェ)」の完全予約制スイーツコース体験!

関西ではまだまだ珍しい“スイーツコース”のお店。

「高そう…」「緊張しそう…」そんなイメージがつきものですが、気軽に楽しめるお店が武庫之荘にありました。それが「Blanche(ブランシェ)」。

真っ白なお店の奥へ進むと、ふっと音が消えるような静けさ。まるで秘密基地みたいな隠れ家カウンターが現れます。

今回はそんな特別感あふれる空間で、旬のフルーツを主役にしたスイーツコースを体験してきました。

扉の奥に広がる、“真っ白”なスイーツの世界へ

Blanche(ブランシェ)の外観

「Blanche(ブランシェ)」は、兵庫県尼崎市の武庫之荘駅から歩いて2分の場所に2023年9月にオープンした、季節のフルーツが主役のパティスリーです。ショーケースには、今が“いちばんおいしい”果物を使ったシュークリームやタルト、焼き菓子がずらり。どれも香りがふわっと広がる華やかなものばかり。

Blanche(ブランシェ)の内観
Blanche(ブランシェ)の内観

お店の名前「Blanche=白」。店内も“白一色”。これはフルーツの色彩をいっそう美しく見せるため。まさに、フルーツが主役であることの象徴のような空間です。

Blanche(ブランシェ)のケーキ

そして奥の扉をそっと開けると、別世界。カウンター8席だけの完全予約制スイーツコースの空間が広がります。使用するフルーツは農家さんから直接仕入れたものも多く、収穫のストーリーまでぎゅっと詰め込んで一皿を仕立てているそうです。

Blanche(ブランシェ)の内観

コースはA・B・Cの3種類。Aコースは3皿で4,000円(税込)。BコースはA+オリジナルフルーツサンドがついて5,800円(税込)。CコースはA+スペシャル生ケーキで6,500円(税込)です。一般的にスイーツコースは5〜6品・8,000〜10,000円という世界。「気軽に行けない…」となりがちですが、ブランシェは“3皿構成”という軽やかさ。ちょっと背伸びして楽しめる、入門編としてちょうどいいスタイルです。

Blanche(ブランシェ)のお菓子

筆者がスイーツコースをおすすめする理由は、自分では絶対に思いつかない素材の組み合わせに出会えるから。「こんな組み方があるんだ…!」と世界がぱっと広がる感覚。“好きなケーキを買う”とはまた違う、スイーツの醍醐味を味わえるのがコースの魅力です。

Blanche(ブランシェ)のシェフ

カウンターでスイーツを手がけるのは、小西拓也シェフ。神戸の製菓学校卒業後、帝国ホテル大阪へ。その後「Seichiro,NISHIZONO」でスーシェフを務め、2022年からはフリーランスとして活躍。

2016年のチョコレート味覚部門で金賞、食の都大阪グランプリ2018 GRAND-PRIX、チョコレートイノベーションコンテスト2022でペイストリー部門1位など…若手ながら、すでに名実ともに“本物”の技術を持つパティシエ。現在は自身のブランド「Re:breathe」で焼き菓子を卸しつつ、週末は「Blanche」でコースを担当しています。フリーランスと店舗シェフを行き来する、まさに“次世代の働き方”を体現する存在でもあります。

柑橘とお茶が織りなす、1月限定スイーツコース

取材日の1月は、冬が誇る“柑橘”と“お茶”をテーマにしたコース。和歌山の善兵衛農園をはじめとする農家さんから直接買い付けた旬の柑橘が主役です。完成品がドンと出てくるスタイルではなく、目の前で一皿ずつ仕上がっていくライブ感。素材の香りがふわっと立ち上がり、次は何を合わせるだろう?と、過程をじっくり見られるので、スイーツ好きにはたまらないひとときでした。

Blanche(ブランシェ)のスイーツ

最初の一皿は柑橘×チーズ×ジャスミン。一度焼いたベイクドチーズケーキをペーストにして、なめらかさと濃厚さの“いいとこどり”を実現したという、小西シェフの欲張り精神が詰まったチーズクリームをまずは絞ります。

Blanche(ブランシェ)のスイーツ

そこに水晶文旦と三宝柑の果肉。さらに、ジャスミン茶を混ぜ込んだクランブルがサクッと香りを添えます。お皿にまとわせたジャスミン香るオリーブオイルのソースまで抜かりなし。柑橘・お茶・チーズ。まったく違う立場の食材なのに、口の中でひとつにまとまるのが不思議で、思わずニヤッとしてしまう一皿でした。

Blanche(ブランシェ)のスイーツ

2皿目は金柑を主役にした“お茶の余韻”のデセール。ベースは大阪産(もん)ほうじ茶「なにわ」。葉ではなく茎を焙じることで、甘みのある独特の香りを生み出すのだとか。そのクリームに、ミントとパッションフルーツでコンポートした金柑を合わせ、上からはカモミールと砂糖だけで仕上げた繊細なグラニテをふわり。

Blanche(ブランシェ)のスイーツ

ほうじ茶やカモミールがどんな風に作用するのか最初は想像が追いつきませんでしたが…
食べてみると、主役はやっぱり“金柑”。みずみずしい甘さに、お茶の香りがそっと寄り添うような構成で、じんわり印象に残る一皿でした。

Blanche(ブランシェ)のスイーツ

3皿目は、食後の余韻をすっきり整えてくれる爽やかな皿。ディプロマットクリームにビスキュイをひとつのせ、アールグレイでコンポートした文春みかんを重ねます。

Blanche(ブランシェ)のスイーツ

最後に、上に乗せたのは“ヨーグルトのソルベ”。ソルベといえばシャリッとした食感を想像しがちですが、こちらは驚くほどなめらか。ギリシャヨーグルトとコンポート液を合わせたソースと一緒に食べると、ヘルシーなのにリッチという贅沢な矛盾が成立してしまうから不思議。

Blanche(ブランシェ)のスイーツ

周りに敷かれたアールグレイのジュレ、最後に削りかけるベルガモットの香りがふっと広がり、締めにふさわしい上品なデセールでした。

Blanche(ブランシェ)のスイーツ
Blanche(ブランシェ)のスイーツ

コースBでは、焼き立てブリオッシュとコースで使ったフルーツ・ソースでつくる“セルフフルーツサンド”が登場。これは満足度が高い!焼きたてパンの香りとフルーツのジューシーさが合わさり、幸せ度が跳ね上がります。

Blanche(ブランシェ)のスイーツ
Blanche(ブランシェ)のスイーツ

コースC(6,500円)はさらに豪華。ふわふわスポンジ × ゆるめの軽いクリームで仕上げる“超ソフト生ショートケーキ”。その上にはなんと飴細工の球体!スプーンで割ると中からフルーツがぱっと飛び出してくるという、まるでパティスリー界のサプライズボックスです。食べる前からテンションが上がる、エンタメ性ばつぐんの仕掛けでした。

月替わりの楽しみを、ぜひあなたも

3種類のコースは 毎月テーマが変わるスタイル。2月は「柑橘×チョコレート」を予定しているそうで、早くもワクワク…。

常連さんの中には「Aコース4,000円だし、月イチのご褒美に」と毎月予約される方も多いそうです。コース中は小西シェフの軽快なMCで場が一気に和み、初対面同士なのに不思議と距離が縮まる空気感。スイーツの最新トレンドや推しスイーツ談義で盛り上がることもあり、ここでの時間は単なる“食事”以上の体験になります。

Blanche(ブランシェ)の内観

小西シェフ自身も「常連さんに新鮮さを感じてもらえるよう、常に研究&勉強です」と語っていました。季節ごとに変わるフルーツの魅力を存分に味わえる「Blanche」のスイーツコース。大切な方と、あるいは自分のために。ぜひ一度、非日常の“白い隠れ家”へ足を踏み入れてみてください。

About Shop
Blanche(ブランシェ)
兵庫県尼崎市武庫之荘1-9-6 グランデル武庫之荘1階
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日、火曜日
Instagram:@blanche_mukonosou91

あかざしょうこさん

あかざしょうこ

ウフ。編集スタッフ

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関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。