今回は”可愛すぎる”とSNSでも話題になった、かわいいハリネズミのケーキ『エリソン』を求め、フランス菓子専門店『オクシタニアル』へ。エリソンを考案した中山シェフにこだわりや誕生秘話を教えていただきました。
東京メトロ半蔵門線『水天宮前』駅より徒歩1分。黄色い看板が目印のお店『Occitanial(オクシタニアル)』。職人にとって最高の栄誉と言えるフランス国家最高職人の称号「MOF」を取得したステファン・トレアン氏がエグゼクティブシェフとして活躍しており、フランス菓子の新たな美味しさや魅力を届けてくれます。
お店のシンボルマークとなったセミは南フランスでは幸福のシンボルとして親しまれているんだとか。
店内は黄色を基調とした空間で、テイクアウトはもちろん、カフェ利用も可能。クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子も販売しています。マカロンもこの品揃えで、ちょっとした友人への手土産を買うのにもぴったりです。
ショーケースの中にはカラフルで可愛いマカロン、そして光輝くスイーツが並びます。数々のスイーツから今回のお目当て、ハリネズミ型ケーキの『エリソン』をいただきました。
この「ハリネズミ」を考案した中山シェフは、世界大会でも腕をふるい、TVの出演等でも今話題のシェフなんです。
『クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー』などお菓子の世界大会日本代表に五度選出された実績のあるシェフ。ワインや日本酒にも詳しくソムリエの資格を持つ程。オクシタニアルではエリソンを筆頭に食べて美味しいだけでなく、見ても楽しめるスイーツを開発し、『美味しさ』と『映え』を共存させ、シェフ個人のSNSでも発信しています。そんなシェフが最近作り出した「エリソン」。誕生秘話とは?
エリソンはフランス語で「ハリネズミ」の意味を持つ単語。白いケーキの上に乗ったハリネズミケーキがとってもキュート。誕生秘話を中山シェフに伺うと。
中山シェフ「このケーキは、このお店が安産祈願のパワースポットでもある水天宮前にあることから『幸せ』というキーワードから誕生しました。ハリネズミは、フランスでは幸せの象徴だったんです。そんな流れもあってメニューの一つになりました。」
中山シェフ「シリコマートの新作の型を、色々試しているときに型を使って普通のケーキを作ったら面白くないなと思ったんです。ちょうどそんなタイミングで、僕のところに届いたのがレモンの形をした新作の型。“これ、どうしよう”と試行錯誤しているうちに、“あれ、これ動物に見えて来るんじゃないか?”と思って、最初は犬だったり、ブタのしっぽにしたり……最終的にクリームを絞っていたら“あれ、これハリネズミじゃん!”と。そんな経緯もありましたね。」
中にはなめらかなチョコレートがたっぷり入っており、スポンジ生地やバニラのババロア部分もありますが、それぞれの味を感じるのではなく、全てが合わさった風味を感じます。こだわりを中山シェフに伺うと……。
中山シェフ「すっごいキャラメル、すごくチョコレートが濃厚というのではなく、キャラメルやバニラ、チョコレートの3つの素材がしっかりバランスよく感じられることを大事にしました。一つだけ突出していては、違うと思ったんです。このケーキは家族で食べる方が多いですし。
もともと、このハリネズミになる前のこのケーキは『ショコラバニーユ』という名前でした。そしてこのケーキは、将来自分の子どもが大きくなった時に食べて欲しいな、そんな想いを込めて作りました。いつでもだれでも、多くの人に愛されたら嬉しいです。」
外見からも職人さん技術やこだわりが読み取れますね。
About Shop
「オクシタニアル」
東京都中央区日本橋蛎殻町1-39-7
営業時間:11:00~19:00(販売)、11:30~17:00(カフェ)
定休日:なし(1月1日を除く)
池袋の手土産におすすめ!「エシレ・パティスリー オ ブール 西武池袋店」の限定スイーツ
Osスイーツ
インスタグラマー
愛用のSONYα6400を片手に、カフェ巡り。食べたい!美味しそう!と感じさせる写真を日々研究中し、Youtuberとして”動画で楽しめるスイーツの魅力”も発信
注目記事